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定例議会

2004年3月議会

野口あけみ議員の一般質問

1.住宅改造助成事業について
2.危険な生活道路の改修について
3.JR甲子園口横断地下道について
4.阪急・阪神国道駅及びJR甲子園口駅へのエレベーター設置について


1.住宅改造助成事業について

 市では「人生80年いきいき住宅助成事業」として高齢者や障害者のおられる世帯が既存住宅を改造するのに要する経費を助成する事業を、県の補助を受けておこなっています。
60歳以上の高齢者がいる世帯が対象の一般型、21戸以上50戸以下の共同住宅を対象とする共用型などと、障害者や65歳以上で介護保険の要介護または要支援の認定を受けた方が対象となる特別型などがあり、高齢者向けの特別型では2002年度で177件、2003年度はこの1月までの10ヶ月間で155件の利用がありました。
 昨年12月発表された兵庫県行財政構造改革ではこの「人生80年いきいき住宅助成事業」についての改悪案が示され、新年度予算に盛り込まれています。兵庫県の行財政構造改革全体については明日、わが党杉山議員が一般質問でとりあげることになっています。わたしはこの住宅改造助成制度の高齢者向け特別型について質問します。
 県の行革案では一般型で、所得制限額を引き下げ、給与収入のみの者は1442万1000円以下から800万円以下に、給与収入のみ以外のものは所得が1200万円以下から600万円以下にと、対象がせばめられます。また特別型では、一定以上の所得があるとみられる、所得税が14万円を越える世帯は一般型に移行させ、これまで自己負担がなかった住民税非課税世帯、住民税均等割課税世帯に一割の自己負担を求めるというものです。この自己負担なし世帯の利用がこれまで全体の8割をしめており、一割負担導入で利用をあきらめてしまうことになりかねないと懸念を抱くものです。
質問します。

  1. 市民負担を増やす一割負担導入や一般型への移行をすべきはありません。今回の県行革をどのように受けとめているか、撤回を求めるべきです。
  2. 利用にあたっての手引きや要綱をみると、「但し書き」のオンパレード、まるで「ベからず集」です。
    まず、世帯について1回きりの利用に制限され、必ず工事の前に申請することとなっています。第2に現在居住している家屋改造に限られ建てかえや新築、入院中もダメ。第3に介護保険の住宅改修20万円と本事業の80万円あわせて100万円が助成限度額ですが、浴室洗面所、便所、玄関などそれぞれヵ所ごとに助成限度額がもうけられています。第4に現に支障がある箇所を現在の身体状況に応じて改造するもので、将来に備えた工事は対象とはならない、第5に例えば浴室、浴槽ふちの高さは現状で45センチより高いものを35〜45センチにしなさい、間口では何センチとセンチ単位での数値が定められ、扉の交換だけは対象外、シャワーの新設は上肢の障害で水をまったく汲むことができず介護者がいないことが条件、などなど実に細かく事例と制限・注意事項が記載されています。
     このような「ただし」「べからず」の現行の取り扱いをどのように考えていますか。
  3. 一人一人の希望と状況に応じた住宅改造をおこなえるように改善すべきです。具体的にはヵ所ごとの制限額の撤廃、限度額の範囲内なら何回でもおこなえるようにする、介護保険と住宅改造それぞれに申請書が必要なものを簡素化するなど事務手続きの改善、などがあげられます。改善についての考えをお聞かせください。
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2.危険な生活道路の改修について

 市内各地には残念ながら歩行者や自転車にとって危険な道路が存在しています。歩行者にとって危険ということは自動車にとってももちろん危険ということです。自治体が道路整備するにあたって大切なことは、渋滞の解消などという車の利便性を追求することではなく、歩行者の安全をはかる、このことが第一ではないでしょうか。一昨年12月議会で私はこの立場から「全市での歩道の段差解消を早期に」と求めましたが、新年度予算では前年の2倍に予算が増加され、一定の評価をするものです。
本日の質問では2ヶ所をとりあげます。

鳴尾御影東線 についてです。

 この4月1日より鳴尾御影線松原工区が供用開始されます。JR西ノ宮駅前通、通称福祉センター筋から東へ進みますと、小曾根線までの鳴尾御影東線のうち、津門小学校北門から名神高速に沿って走る今津東線までの間、わずか約150mのみが危険な状態で放置されています。
 この区間は津門小学校、春風幼稚園への通学路であり、また道路沿いには協立病院もあります。病院に通うお年寄りや子ども達の利用が多いにもかかわらず、この区間は道路北側については歩道もなく、路側帯の幅も90センチに満たないところがほとんど。狭いところでは電柱があり幅45センチ、さらに今津東線との交差点手前では2本の電柱が路側帯いっぱいに立ちふさがっている有様です。南側はかろうじて歩道はあるもののこれも幅は狭く、路面はでこぼこに波打っており、歩行者にとって大変危険な道になっています。
 99年11月の調査では、津門小学校前での12時間交通量は5801台。同時期の山手幹線松並町、5892台とほぼ同程度です。調査以降に協立病院横にスーパーも進出が確実に交通量は増加しています。
 また来年度にはこの区間の北側に面して仮称今津山中保育園が開所となり、さらに年少の子ども達がこの道路を行き来することになります。送迎の車も問題となってくるでしょう。
 この道路改修については都市計画決定がされているものの、具体化がされていません。阪急今津線から津門小学校北門までは97年度に完成しているにもかかわらず、この150メートルの区間がいまだに放置されていることに納得がいきません。
 特に最近になって道路北側に面する空き地に相次いで3戸の戸建住宅の建設がはじまり、地域の方から「一体この道路の整備について市はやる気があるのか」との声があがっています。
具体的質問ですが、

  1. この区間の整備の必要性をどう考えているのか、
  2. いつまでにおこなうのかその計画、見通し、
  3. また、当面、南側の歩道についてはただちに改修すべきと考えるがどうか。以上お答えください。

津門川左岸線国道2号線からJRまでの間 について

  この道路は道路幅8メートル弱で上下2車線、渋滞する今津西線や中津浜線を避けた車が集中するとともに、JR北側にセメント会社があり大型車が多く往来します。また2号線との交差点の東角には社会保険事務所が移転してきており、この津門川左岸線から駐車場への出入りがおこなわれています。社会保険事務所前のみに延長50メートルほどの歩道があるだけ、JRをくぐるまでの間、歩道はもちろん路側帯もほとんどなく、西側の川沿いは路側線もありません。道路の東端を車と電柱の間をかいくぐるようにして、歩行者と自転車は北からも南からも行き交って大変危険な状態です。
 社会保険事務所の底地はもともと西宮冷蔵跡地で、92年バブル期に38億円かけて市が買い、2000年度には6億円で社会保険事務所へ売った、いわくつきのものです。その顛末については本会議で論議されてきたところです。
 この西宮冷蔵跡地は全体で2308平方メートルですが、左岸線に面した484平米は道路用地として取得されています。先に申し上げた社会保険事務所前の15メートルほどの歩道と植栽がそれです。93年6月議会で河崎靖議員、さらに94年6月議会でわが党西村議員が、この道路用地に関して質問し、当時の都市開発局長がおよそ次のように答弁されています。「北口駅周辺の総合再開発を推進するために整合のとれた道路など都市基盤施設の整備が必要と考えており、その意味からも津門川左岸線を国道2号線まで南伸する計画は基本的に必要。しかしJR線との立体交差やJR北側のその他の道路との接続方法等技術的課題、また工場など民有地の買収と移転など多くの費用と時間を要する。段階的な整備も念頭におきながら、整備手法を含めた具体化への見通しについて検討を加える」このようなものでした。
 そこで質問です

  1. 現在この道路用地として買収した部分は2002年度に歩道と植栽になっていますが、その他の部分はまったく手付かずのままです。当時の市の答弁は北口周辺開発との整合をはかるためにこの道路の整備が必要だとしていましたが、私は、歩行者の命を守る観点からこの道路の改修を求めたいと思います。94年答弁後、これまでの具体化へのとりくみ、今後の対応をお聞きかせください。
  2. 面現道の安全対策が必要と思うが、いかがでしょうか。
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3. JR甲子園口横断地下道について

 党議員団としてこの問題をとりあげるのは4回目、私は2回目であります。
この地下道は甲子園口五丁目と天道町をむすんでいるJRを横断する地下道です。急勾配の斜路つき階段の地下道で大変危険ですが、他に変わる横断道がないため、危険でも大変でも利用せざるを得ない歩行者や自転車がたくさんおられます。
 この地下道は市が踏み切りを撤去した際の代替として設置したれっきとした公道、認定道路でありながら、道路技術基準を大きくはずれた違法欠陥道路です。当局はわが党の追及に違法欠陥道路であること、物理的にやむをえなかったとして建設したことと70年の建設以来30数年放置してきたことの責任を認め、2001年以来JR西日本との協議を重ね、そして市の改修計画案がまとまり、2002年8月にはJRとも協議が整っています。そして第3次総合計画にも盛り込み、今年度ボーリング調査をおこないました。
 質問です。

  1. このJR地下道の改修事業は第3次総合計画の見直しをした中で、平成20年度(2008年度)までに取り組む事業と位置付けされています。これは、2008年度までには事業が完了する、安全な地下道が完成することと理解をしていますが、この理解でいいのかまず確認します。
  2. ことは命にかかわることであり、一日でも早い完成が待ち望まれています。2003年度のボーリング調査は予定通り終わり、今報告を待っているところときいていますが、終わったのならなぜ新年度に次のステップに進まないのか、なぜ詳細設計の予算が組まれていないのか。理由を聞かせてください。
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4. 阪急・阪神国道駅及びJR甲子園口駅へのエレベーター設置について

 障害のある人もない人もともに生活し活動する社会を目指す「ノーマライゼイション」の考え方、あるいは「バリアフリー」など、その理念は広く浸透してきました。また昨年は阪急西宮北口駅、JR名塩駅に、新年度は阪神武庫川駅にエレベータ−設置されるなど実態の改善も徐々に進みつつあります。
  しかしまだ改善の手はずがとれていない駅舎を利用しなければならない市民にとってはりっぱな「理念」もむなしいだけです。おとしよりや乳母車の赤ちゃん連れでの外出では、西ノ宮駅までタクシーに乗り、JRを利用しているとの声もお聞きします。いわゆる弱者にとって、駅のホームまでの階段が一番大変なバリアであり、駅の利用そのものをあきらめている、というのが実態なのです。
 まずこれまでもとりあげてまいりましたJR甲子園口駅です。駅を中心とした周辺地域は交通バリアフリー法の重点整備地区に指定され、鉄道施設や駅周辺の道路や広場等のバリアフリー化を重点的・一体的に推進する基本構想が昨年7月に策定されました。エレベーターの設置ももちろんその整備内容としてあげられています。これまでJR側は駅の構造上物理的にエレベーター設置は無理としてきましたが、一昨年12月にわが党が大沢たつみ参議院議員、つづき研二県会議員らとJR西日本神戸支社をおとづれた際には、「一つの案を年度内には示す」としていました。そして昨年9月ごろ、時期は多少遅れたわけですが、案が示され、私も市当局より説明を受けました。この案はホームを東に延長し、新たな階段とエレベーターを設置するというもので、約17億円の経費がかかるというものです。

 質問します。「17億の費用がかかるので、JR側では具体化のめどが立てられていない」というのがわが党の予算要望に対する今年2月の市当局の回答です。事態を前に進めるために、現時点で何が必要と考えますか。市として何ができ、何をすべきと考えますか。

 次に阪急阪神国道駅です。この駅はJR線の上を電車が走るために特に階段が長い駅です。先ほど述べた市交通バリアフリー基本構想の中で、乗降客5000人以上の市内18駅中、市民アンケートによるバリアフリー満足度の低い順の堂々第2位です。(ちなみに第1位はJR甲子園口駅)この駅のすぐ東に社会保険事務所がありますが、ご存知のとおり、国民年金の業務が市から社会保険庁へ移管されて、いま社会保険事務所へは高齢者や障害者が年金相談に数多く押し寄せています。その最寄駅がバリアだらけ、周辺道路もまたしかり、情けない限りです。
 質問ですが、この駅へのエレベーター設置については現在どのような状況ですか、お答えください。

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