消防職員の火災活動中の事故防止について申し入れる
12月19日に発生した火災で西宮消防署員が殉職するという痛ましい事故が起こりました。日本共産党西宮市会議員団は12月24日、このような事故が二度と起こらないように市長に対し、下記のような申し入れを行ないました。当日は山田市長、田中消防局長、中塚秘書課長が出席、席上、市長は「このような痛ましい事故が二度と起こらないように、申し入れを重く受けとめ十分な調査をし、対応していきたい」と発言しました。 (本文は下記の通り)
2003年12月24日 西宮市長 山田 知 様 日本共産党西宮市会議員団 団長 たてがき初男
消防職員の火災活動中の事故防止についての申し入れ 12月19日深夜に発生した火災で西宮消防署の職員が殉職するという痛ましい事故が起こりました。日本共産党西宮市会議員団として故人の冥福を祈り、遺族のみなさまに心よりお悔やみを申し上げるものであります。この上にたってこのような事故を二度と起こさないように緊急に申し入れるものです。 今回の事故は隣家からの火災で類焼にあった閉店後のディスカウント店内に3人の職員が消火のために店内に進入した結果起こりました。 ディスカウントを売り物にする量販店では、店内の通路は狭く、かつ店外にまで商品を高く積みあげています。閉店するにあたっては店外の商品を店内に格納するために通路がふさがれ、ただでさえ迷路のような店内がよりわかりにくくなっているのは想像に難くないことです。また、西宮市内でもこの種の店舗が増えてきているため、今後もこのような火災事故は起こらないとはいえません。そこで、次の点について申し入れを行ないます。
記 1、当然のことであるが、遺族に対しては速やかに補償等を行なうこと。 2、事故の原因と真相の究明をただちに行ない、今後の対策を確立し公表すること。 3、災害時の避難対策は主として営業時間帯を想定しているが、 閉店後の商品の格納状態が今回の事故につながったとも考えられることから、閉店後も消防活動に支障をきたさないよう、同様の店舗に対して特別査察等を行なうこと。 |