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杉山たかのりの近況
2009年02月04日

自民党・大前衆議院議員の国有地不明朗取引問題
党議員団に「一連の報道についてのご報告とお詫び」でいいわけ?


クリックで大きな写真を表示 2月3日、日本共産党西宮市会議員団に、自民党の大前繁雄衆議院議員から封筒が届きました。あけてみると、文書が6セット入っていました。
 文書は、西宮市議会議員様として、衆議院議員大前繁雄(学校法人 大前学園理事長)名で「一連の報道についてのご報告とお詫び」(左上写真)、ホームページ抜粋の「旧社会保険庁施設取得問題についての見解」、そして、別科生徒及び保護者各位として学校法人大前学園甲英学院別科 校長 諏訪田陽山名で「お知らせ」の3部でした。

 「旧社会保険庁施設取得問題」は、1月19日以降、新聞やテレビで全国的に報道されたもので、西宮市内の旧社会保険事務所の土地と建物を大前議員が理事長の学校法人大前学園が取得をする際に、いったん落札をしながら、「高過ぎる」と辞退、知人に落札させ取得、7000万円以上も安く購入したというものです。新聞は「不透明取引」「不明朗取引」「議員倫理に反する」など報道しています。
 文書では、「法的には全く問題がないのは明らか」「国会議員ということもあって、誤解を招いた点は反省すべき」として、「今後、衆議院3期目挑戦に向けて一層、精進、努力する」と書いてあります。
 しかし、まさに「国会議員」であればこそ、仮に法的に問題がないとしても、その資格が問われるのではないでしょうか。

 2月4日の各紙には、自由民主党兵庫県第7選挙区支部発行のカラーのチラシが折り込まれ、「旧社会保険庁施設取得問題についての見解」(右下写真)が掲載されております。チラシの原資は何かわかりませんが、税金分け取りの政党助成金を受け取っている政党が“いいわけ”ともいえるものを、多額のお金を使って配布しているのです。

 国民が自民・公明による政治災害で、苦しんでいる時に、“濡れ手で粟”ではありませんが、一連の問題は、本当に許せないことではないでしょうか。


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