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2002年07月09日

鈴木宗男衆議院議員の議員辞職を求める決議

  6月19日、鈴木宗男衆議院議員が逮捕された。これにさきだち、衆議院は本会議において鈴木議員の逮捕許諾を全会一致で議決した。行政処分を受けた林業会社の依頼を受けて林野庁に口利きをし、500万円を受けとったとされるあっせん収賄の容疑である。検察当局を動かし、刑事訴追にいたったのは、国会での追及とともに腐敗政治に怒る国民世論の力であり、とりわけ重要なのは、政治資金規正法に基づき届け出をしていた「政治献金」でも、請託と口利きがあればわいろとみなすという判断を検察がしたということである。
 この間、政治家や官僚等による金権腐敗疑惑があいついで起こり、「政治とカネ」に対する国民の不信はかつてなく深刻な事態となっている。秘書給与の流用、国民の税金でおこなわれる公共事業や対外支援の政治家による口利きなど、その解明と再発防止は緊急課題となっている。
 その中でも、鈴木議員は、「友好の家」など北方四島支援事業をはじめとする公共事業に介入して税金の還流を図るなど、その金権腐敗疑惑は広範囲におよんでおり、口利き政治、わいろ政治を象徴するものである。
 21日、衆議院は議員辞職勧告決議を議決したが、鈴木議員は、いまなお議席にしがみついている。
 政治の信頼を取り戻していくうえで、疑惑を徹底解明し政治的・道義的責任を明らかにする国会の責任はいよいよ重大である。
 よって、西宮市議会は、鈴木宗男衆議院議員の議員辞職と、疑惑の徹底解明を強く求めるものである。以上、決議する。

平成14年7月9日 西宮市議会

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