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2003年09月11日

阪急西宮スタジアム等跡地問題に関する申し入れ

申入れ日:2003年8月26日
申入れ先:西宮市長 山田 知 様

表題:阪急西宮スタジアム等跡地問題に関する申し入れ書

 7月24日付「日経新聞」に「阪急電鉄社長会見 西宮北口に住宅 集客へ商業施設併設」と題して阪急電鉄の角和夫社長の単独記者会見の模様が報道されていました。それによると「西宮北口はマンションや戸建て住宅を建設するほか、商業施設をつくりたい。目玉となる集客施設も必要なので地元自治体と協議する」となっています。この話は西宮スタジアム等跡地の開発計画である事は自明です。
 阪急西宮スタジアム等跡地の問題は本年度の市長の行政方針にうたう「これらの跡地利用が今後の本市のにぎわいや活性化につながるよう、事業者の協力も得て、町づくりを進めることが急務」というような単純な問題ではありません。すなわち、西宮市としても適正な人口の考え方、都市計画のあり方、インフラ整備問題、市内商店街・市場や中小小売業者への影響、総合計画との整合性などさまざまな問題を含んでいます。さらに、まちづくりへの住民の参加と協働、情報公開などの問題もあります。
 阪急西宮北口駅周辺地区は第3次総合計画において、市民活動や都市活動の拠点となる本市の都市核の一つとして位置づけられており、同跡地問題について、これまでの議会の答弁では「都市機能の適正な配置を行い、この地区にふさわしい均衡のとれた魅力のある都市空間となる町づくりを進めていくべきもの」としており、「西宮市、兵庫県、阪急電鉄の3者の協議の場を設け」て「広域的な重要性の観点からさまざまな意見交換を行な」うとしています。
このように、西宮スタジアム等跡地の開発問題は西宮市のまちづくりの根幹にもかかわる重要な問題であり、今回の報道のように阪急電鉄の社長が単独で記者会見して発表するようなことは許すことができません。
よって市長におかれては次のことを実施されるよう申し入れます。

1)西宮市、兵庫県、阪急電鉄の3者協議についてはすべての情報を市民や議会に公開すること。
2)単なる民間の大規模開発というのではなく西宮市の重要なまちづくりの根幹として西宮市が主体性をもって指導すること。その際の住民の意見を十分反映できる場を設けること。
以上
 なお回答は文書で9月8日までにお願いします。

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