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2004年03月03日

高病原性鳥インフルエンザについての申し入れ

西宮市長  山田 知殿

 京都の養鶏場「浅田農産船井農場」が、高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏を、大量出荷したことにより、鳥インフルエンザが各地に広がり大問題となっています。WHOによると、鶏肉や鶏卵を食べて人が鳥インフルエンザに感染した事例はないとされていますが、食への安心を損ねるゆゆしき事態であることには変わりません。通報が遅れ、鳥インフルエンザの拡散を招いた浅田農産の責任は重大です。さらに、今回の事態を受けた兵庫県をはじめ、各行政機関の対応のずさんさが消費者に一層の不安を抱かせることにもなっており、国・県において必要な対策が求められているところです。
 西宮でも、感染が確認された浅田農産船井農場から兵庫県八千代町の食鳥処理場に出荷された鶏肉の一部が流通経路にのり、市場に出ているとの報道で市民のなかに不安がひろがっていることは放置できません。また、市内の鶏関連業者に風評被害が出ていることも伝えられているところです。
 以上により、日本共産党西宮市会議員団として下記の通り緊急に申し入れます。

1、 養鶏業者への完全な調査・検査の実施でこれ以上の拡散を防ぐとともに、鳥インフルエンザの感染ルートの解明、防止対策を行なうよう国・県に求めること。
2、 市として、感染鶏の流通経路を調査し、議会に報告するとともに市民の不安に対する啓発を行なうこと。
3、 市内の鶏関連業者の実態を調査し、損失に対する支援措置をとること。

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