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2007年予算要望書
2006年11月30日

中央病院


  1. 中央病院の最大の役割は、公立病院として高度医療、特殊医療、救急医療など地域医療の中核的な病院として、市民の命と健康を守ることである。しかし、同時に、安定した経営に取り組むことも求められる。現在、内視鏡センターや糖尿病センターなどの整備をすすめているが、公立病院としての役割を果たすためには、総合的な病院としての中央病院が求められており、新病院の建設は欠かすことはできない。病院当局は、「第2次経営健全化計画の実施状況の努力を見極めてからでないと、建て替えかリニューアルかの結論は出せない」と答えているが、2009年度からはじまる第4次西宮市総合計画に盛り込むことを早急に検討すること。

  2. 現在、耳鼻咽喉科の休診に続き、産婦人科の入院も休止となっている。優秀な医師の確保に全力をつくし、一刻も早く休診となっている診療科を再開すること。

  3. 第1次経営健全化計画は不良債務の解消という目標は達成できず、現在第2次経営健全化計画に入っている。経営責任を明確にし、経営改善に努めること。

  4. 救急医療では、小児救急や内科、外科の実施日を拡充し、外科系で一次救急に取り組んでいる。さらに全国的に要求の大きい365日、24時間体制が必要な「小児救急」の告知を行い、特色ある病院をめざすこと。それに必要な小児科医の確保もあわせて行うこと。

  5. 最近増加している、LD(学習発達障害)、ADHD(注意欠陥多動性症候群)、高機能自閉症児など、精神発達障害児の早期発見と治療が求められている。この点でも、先進的取り組みを開始すること。

  6. 地域医療連携室のとりくみは、市民サービス向上や患者確保に一定の効果を発揮している。さらに充実させること。