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2006年3月 杉山たかのり議員の代表質問
2006年03月30日

くらし支える施策への転換について


国民健康保険について

  まず、国民健康保険です。先ほど、西宮市の国保料の滞納が増えてきていることをいいましたが、「構造改革」による貧困と格差の拡大という問題とともに、西宮市では保険料が高すぎるということが滞納を増やしている原因となっています
  西宮市は、2000年度まで一般会計から5億円を投入して保険料の高騰を抑制していましたが、367億円の財源不足を口実とした第2次行財政改善実施計画により3か年で繰入金をなくしました。それ以後、国民健康保険料がさらに跳ね上がり、保険料の滞納、短期保険証の発行も増加する事態となっています。
  昨年6月議会でわが党の上田さち議員が、宝塚市と比べると、2人世帯所得200万円では、7万2000円も西宮市は保険料が高いこと、宝塚市並みの繰入金をしようとすれば7億2000万円の一般会計からの繰入金がいることなどを明らかにし、一般会計からの繰り入れによる保険料の引き下げを求めましたが、市の取り組みの違いを痛感するものでした。

質問
  1. 市民のいのちと健康をまもる立場から、国民健康保険料の引き下げは待ったなしです。一般会計からの5億円の繰り入れを復活させるべきではないです。

  2. 保険料の抑制という点では、早期発見早期治療により医療費を抑えることが欠かせないことはいうまでもありません。西宮市では人間ドッグ助成で、「保険料を完納している人」ており、1回でも滞納があれば助成は受けられません。しかし、今のように滞納世帯が増えているもとで、現状にあわないと思います。これも宝塚市ですが、予防による医療費の抑制という観点から運用によって分納であれば助成を行っています。宝塚市のように、医療費の抑制という観点から、柔軟な運用をすべきではないですか。

乳幼児医療助成制度の拡充について

 この間、各自治体があいついで、拡充を発表しています。
  2月3日明石市が、就学前乳幼児の医療費を7月から無料化することを発表しました。伊丹市は就学前乳幼児の通院入院を全額助成、小学生も入院に限り全額助成するとしています。稲美町では、6歳児までの無料化とともに、中学1年生まで入院医療費は無料とするとしています。市町の努力で就学前の乳幼児医療無料化の取り組みが強まっています。

質問
「子育てするなら西宮」という看板をかかげており、他の自治体が取り組み始めている就学前の乳幼児医療の無料化を西宮市でもただちに決断すべきではないか。