HOMEへ
たてがき初男議員の一般質問
2007年03月05日

西宮市の女性の管理職があまりにも少なすぎることについて


西宮市の市長部局の事務職員は2006年4月1日現在で1244人。
うち男性職員は953人。管理職は557人で58.4%。
女性職員は291人。管理職は66人、10.6%となっています。
男性事務職員100人に対して58人が管理職、ところが女性は100人に対してたった10人という有様です。女性のこの比率は2004年度と比べて9.3ポイントも低下しています。

次に一般行政職の管理職別で見る男女比は
局長級13人と部長級46人は全員が男性
課長級164人うち女性は4.3%7人
課長補佐級294人うち女性6.5%19人
係長級332人うち女性12.0%40人となっています。
全管理職849人中女性管理職は66人7.8%です。

年代ごとの男女の管理職の比率を見てみると一番格差が大きいのが30代です。
30代職員は319人。男性職員219人に対して管理職は59人26.9%。
女性職員は100人で管理職9人9%、女性は男性に比して3分の1に過ぎません。
その理由について当局は子育てで大変な時期だからとしていますが、育児休業制度は男女に適用されます。そこで2000年度から2005年度の6年間市長部局、教育委員会、消防局、水道局の全西宮市職員の育児休業の取得状況を見ると男性は延べ3人、女性は延べ518人となっています。社会の規範としての存在が求められている公務員の職場であれば、女性職員が育児を理由に仕事の能力を発揮できないとしたら問題ではありませんか。

<質問>
  1. 西宮市には女性職員の管理職が少ないが、その理由は何か。
  2. 西宮市は新女性プランで女性管理職の比率を2011年度に12%としているが、その根拠は何か、また実現の具体的な施策はどう考えているのか。
  3. 30代女性職員における管理職の割合が男性職員に比して著しく低いが、子育てと仕事が両立する方法で30代の女性管理職の比率を高めるべきだが、どうか。