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2006年12月 上田さちこ議員の一般質問
2006年12月01日

市民生活を支えるバス交通の充実を


 6月にバス交通の充実を求める質問を本会議で行なって以降、8月21日、10月25日の2回「西宮市内のバス問題を考える会」のみなさんの市長に対する申し入れに同席しました。
8月21日は、苦楽園・越木岩・剣谷町・鷲林寺南町・柏堂町・柏堂西町の各自治会長さん、10月25日は北部の青葉台、名塩赤坂名塩緑ヶ丘、名塩美山台の各自治会長さんたちが、それぞれ署名を添えての申し入れでした。

 共通して出されていた意見は、(1)若いときはマイカーがあり、毎日の生活に不便はなく過ごしていた (2)高齢になり、免許証を返上した途端、買い物や通院に不便をきたすようになった (3)地域は高低差があり、しかも最寄の駅から離れており、バスの路線もなく今後の生活に大きな不安を持っているという内容でした。富山市では、高齢者の交通事故増加傾向から、免許証返上を促進する為に、2万円分の交通チケットを返上者に配布しているという報道も最近では目を引いています。当然この背景には、公共交通の充実があるのは当然です。既存バス路線の充実と合わせ、地域の状況に応じたコミュニティバスやデマンドバス導入など、あらためて本市でも高齢化社会に対応した、まちづくりの一環としての公共交通網の拡充が急がれます。

 この間、阪神と阪急の統合により、山田市長はバス問題が大きく進展すると期待しておられたようですが、阪神西宮から阪急西宮北口までの路線が開設されたのみで、その後市民が願うバス路線の充実は見通しも立っていないように聞いており、阪神阪急統合頼みでは、市民生活を支えるバス交通の充実は一向にすすまない、やはり市が主体的に財源も示し、全市的にバス問題を正面に据えて、期限を設定して取り組むことを求めたいと思います。
  1. 阪神阪急統合による市民の要望に沿う拡充の見通しは

  2. 相次いで市民・自治会等からバス路線の新規拡充を求める署名が提出されているが、これらの声は全市に共通する切実なことと思うが市の見解はどうか

  3. 高齢化を迎えている今こそ、市民生活を支えるバス交通の充実は、市の責任で1日も早く実施すべきと思うが見解は