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野口あけみ議員の一般質問
2007年06月27日

はじめに


 広がる貧困と格差が社会問題になっています。
 さらにその上公明党が提案し、自民党が一緒になって推進した昨年に続く庶民大増税です。今年は、定率減税の全廃による総額1兆7000億円もの住民税増税が、ちょうど同じ額の大企業・大資産家向け減税との引き換えで強行されました。参院選挙後には低所得者ほど負担の重い最悪の不公平税制である消費税増税まで言い出していますが、庶民に増税、大企業大金持ちに減税と言う「逆立ち税制」を続けてきたことが、貧困と格差をいっそうひどくしています。

 また、年金、医療、介護、障害者など社会保障のあらゆる分野で負担は増え、給付は減らされました。本来、暮らしを支えるべき社会保障が逆に国民の暮らしを圧迫しているのです。「働いても生活できない、働く貧困層、ワーキングプア」が激増し、不意の失業や倒産、病気などで負担に耐えきれなくなった人たちが、情け容赦なく切り捨てられる。「医療難民」「介護難民」「ネットカフェ難民」…メディアから「難民」と呼ばれるような事態は、言葉を変えれば今の自民・公明政権の「棄民政策」=民を棄てる政策によってつくりだされているものです。

 日本共産党は、弱者を切り捨てる政治、人間としての尊厳を奪い普通の最低限の生活も許さないような政治をこれ以上はびこらせてはならない、この立場からあらゆる場面で力をつくすものです。