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2008年度予算要望
2007年09月04日

消防局


  1. 消防力の整備指針が改定され、施設や人員について大幅に緩和されたが、西宮市の消防力はいずれも下回っている。人口増が続く西宮市では07年度、施設や人員は充足率が低下している。消防力の増強を以下の点に取り組むこと。
    1. 整備指針では消防署所は13署所に対して8署所、充足率61.5%となっている。鳴尾浜の一部、段上町6丁目の一部、田近野町、柏堂町の一部、鷲林寺の一部などは、走行限界時間内に到着できない。全市域カバーできるよう、署所の配置について研究し、早期に増設すること。

    2. 消防職員の定数は、整備指針606人に対して359人、充足率は59.2%となっている。2008年度から4年間で67人の増員を計画しているが、それでも充足率は70.3%にしかならない。計画的に増員すること。

    3. はしご車は、整備指針の1署1台の基準で、西宮の4署に各1台、計4台整備されているが、高層化のすすむ中で不十分である。特に、西宮浜は出張所に配置すること。


  2. 西宮市のドクターカー制度は全国に先駆けて行なわれた。救急救命は1分1秒を争うため、今後も引き続き協力病院を増やすこと。また、救急救命士は、現在資格取得者が64名となっているが、今後、退職者の増加もあり、さらに積極的に増員すること。

  3. 運動中だけでなく安静時にも突然死する原因の多くが心室細動(心臓のけいれん)といわれ、応急処置としてAED(自動体外式除細動器)の設置が普及しつつある。西宮市もこの間、学校をはじめ計画的に導入している。引き続き、設置、普及に力を入れるとともに、広報や取り扱いの講習をさらに充実するなど取り組みを強めること。

  4. 消防団の団員数は、定数755人に対して703人となっている。全33分団中18分団で定員割れとなっている。いうまでもなく消防団の役割は重要であり、広く募集し、補充につとめること。