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2007年09月04日
中央病院
- 第1次経営健全化計画(03年度?05年度)は不良債務の解消という目標は達成できず、06年度より10年度までの第2次経営健全化計画に入っている。この第2次経営健全化計画では、効率性の高い病院運営を行ない、診療機能を充実させることにより、よりよい地域医療を提供するとともに、経営基盤を強化し不良債務の解消をめざすとして、1)診療機能の充実、2)職員給与比率の改善、3)病診連携の強化等にとりくんでいる。
一方で07年度より外部委員を交えた「西宮市立中央病院あり方検討委員会」で、建て替えも含めた将来像について検討が始まっており、07年度末には答申をまとめるとしている。
中央病院は今後とも、公立病院として高度医療、特殊医療、救急医療など地域医療の中核的な役割をはたすべきと考える。そのためには建てかえによる病床増は不可欠である。第4次西宮市総合計画に盛り込むこと。
- 現在、内視鏡センターや糖尿病センター、外来化学療法室など、新たな特色をもたせた展開に努力が払われている。しかし一方、依然として医師不足による患者減は深刻であり、解決は急務である。現在、耳鼻咽喉科は応援医師の確保で週2回の外来診療が再開されているが、産科は休診のままである。ひきつづき、両診療科、内科、整形外科などの優秀な医師の確保に全力をつくすこと。
- 救急医療では、小児救急や内科、外科の実施日を拡充し、外科系で一次救急に取り組んでいる。さらに全国的に要求の大きい365日、24時間体制が必要な「小児救急」の告知を行い、特色ある病院をめざすこと。それに必要な小児科医の確保もあわせて行うこと。
- 最近増加している、LD(学習発達障害)、ADHD(注意欠陥多動性症候群)、高機能自閉症児など、精神発達障害児の早期発見と治療が求められている。この点でも、先進的取り組みを開始すること。
- 入院、外来患者とも、その7割以上が所在地周辺の上ヶ原、甲陵、甲武、平木、瓦木、深津各中学校区に集中している。これは、他地域からは交通の便がきわめて悪いことが大きな原因である。患者確保の観点から、主要駅からのコミュニティバス導入について、他関係局とも連携して検討すること。