まつお正秀議員の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2007年12月11日
平和行政について最近二つの平和の集会に参加しました。ひとつはこの10月19日に開催された公開講座「過去から学ぶ」というESD(持続可能な開発のための教育)推進協議会によるセミナーで「非核都市宣言が目指したことは」と題して、西宮在住の被爆者、水野さんのお話などを聞くことができました。また、先日大学交流センターで行なわれました11月11日の平和のつどいもたいへんすばらしい集会でした。スティーブン・リーパーさんの話とともに、親しみやすい音楽などで楽しめ、参加した方からも大変よかったという感想も聞きました。リ?パーさんは現在広島平和資料館理事長で、今年からアメリカでの原爆展にすでに何回か取り組み、来年度までに101箇所の開催をされる予定であるとのことです。1995年には、アメリカのスミソニアン博物館で原爆を投下した戦闘機エノラ・ゲイなども含めた原爆展を開催しようとして、議会や軍人会の圧力で中止させられたことがありましたが、今では来年のアメリカの大統領選挙の有力候補者3人のうち、クリントン氏は態度未定ですが、オバマ氏、エドワード氏は明確に核兵器廃絶を掲げるまでの変化も生まれています。そして、つい先日、エジプトで政府の招へいで日本原水協による原爆展が、10月24日から29日まで開催されました。政府の招へいでの原爆展ははじめてだということです。こうした運動の広がりは、逆流はありながらも核廃絶の運動を誰も押しとどめることができないということを示しています。 来年は、原水爆禁止西宮市協議会が結成されて50年目を迎えます。この会には60の団体が加入されており、山田市長が議長となり、西宮市議会のすべての会派も加わって毎年総会も開催され、原水爆禁止世界大会への代表派遣や親子バスツアー等も行われている組織です。 また、来年は平和非核都市を宣言して25年目という年でもあります。唯一の被爆国日本の各地で様々な反核平和の運動が行なわれている中で、西宮市でもこの二つの節目の年を迎えるに当たり啓発の運動を強めていかなければなりません。 現在川添町にあります教育文化センター内に平和資料館がありますが、郷土資料館と比較してもスペースが狭く、展示物も戦時中の暮らしにかかわるものがほとんどで、平和の大切さや戦争の悲惨さを伝えるという点では不十分ではないかと思います。最近、元学校の先生から、西宮市の小学校の副読本にあった戦争についての記述がほとんどなくなり、新しい本では二行程度しか記述されていない。もっと平和の教育の時間やスペースが必要ではないかという声を聞きました。その本を1972年から2007年まで調べてみました。2001年まではこのように3年生と4年生と別々に分かれていました。3年生の本に写真も入れて約1ページ記載されています。これが2002年から3・4年生用に変わり、コピーを持ってまいりましたが文章で二行程度のたった75文字しか記述がありません。 今年は戦後62年で戦争体験者が人口の3分の1を切っている今こそ、私たちには平和を語り継ぐ責任がますます求められていると思います。だからこそ、この副読本にも戦争の記述を以前のように復活させ、戦争を風化させない取り組みや,一目で戦争の悲惨さや平和の大切さがわかる取り組みが行なわなければいけないと思います。 そこで質問します。 <質問>
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