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2008年3月議会 上田さち子議員の代表質問
2008年03月03日

国民健康保険料の引き下げについて


 日本共産党議員団は、昨年のいっせい地方選挙で、国民健康保険料の引き下げを公約に掲げ、兵庫県で一番高く、一般財源の繰り入れをしている阪神間の他都市との比較でも、たとえば所得300万円、家族5人の世帯で比較すると芦屋市や宝塚市に比べ、年間約10万円も高い保険料を負担させられていることなど示して、「一般財源を繰り入れて保険料を引き下げよ」と、この間毎議会ごとに取り上げ、また「国民健康保険料の引き下げを求める西宮市民の会」のみなさんとも共同して署名運動などにも取り組んで来ました。そして2月には当時の総務局長が保険料を「安くする努力をしなければならない」と発言。9月議会のわが党の質問には、「世帯の所得に占める保険料の割合が著しく高い世帯など、なお保険料負担が厳しい世帯もございますので、より有効な減免制度について検討してまいりたいと考えております」との答弁があったところです。

 このような取り組みが大きく広がる中、新年度予算案に、国民健康保険料の軽減免のために、一般財源から新たに2億5000万円の繰り入れが行われることになりました。保険料引き下げの第一歩として、今回の政策転換を日本共産党西宮市会議員団は評価するものです。同時に、市民の声で市政を大きく動かしたことを実感しています。

  1. 今回の保険料軽減免予算2億5000万円の活用については現在検討中とのことですが、所得の低い世帯への減免拡充とともに、12月議会で野口あけみ議員が、社会保険の健康保険料と比較して2.6倍も国民健康保険料が高いことを指摘し保険料そのものの引き下げを求めてきましたが、具体的にはどうなるのか。

  2. 今議会に、後期高齢者医療保険創設に関連して、付加限度額の6万円引き上げに関する条例が提案されています。その他にも、2008年度の保険料にかかわる状況の変化があると聞いていますが、兵庫県で一番高い西宮市の国民健康保険料は、新年度どうなる見込みか。