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佐藤みち子議員の一般質問
2008年03月07日

「キッザニア」が、オープンすることによる交通問題について


 2004年11月25日、阪神パーク跡地に、来場者の目標を年間800万人とした、イトーヨーカドを核店舗とする「ららぽーと甲子園」がオープンしました。土、日、祝日、年末年始、バーゲン開催時期は、周辺道路が渋滞しバスの運行に支障があったり、南甲子園の生活道路に車が入り込んだりと、地域住民の生活を脅かしています。周辺道路の混雑緩和対策として、2007年6月より阪神パークプール跡地の南側駐車場の無料時間を1時間から2時間に延長しました。しかし、地元からは「効果がほとんどない」との声が出ています。

「ららぽーと甲子園」がオープンする前と後、甲子園9番町交差点で4方向の各車線毎の車両通過量を11時から23時、12時間測定しています。2002年3月10日、臨港線の東から西行きが、4,096台。西から東行きが3,740台。合計が7,836台。2007年4月8日、臨港線の東から西行きが3,979台。西から東行きが4,141台。合計8,120台になり、ららぽーと甲子園オープン後車両台数が増えています。

さて、「キッザニア」が2009年3月オープン予定で、「ららぽーと甲子園」北側駐車場に新たに建設されることになりました。西宮北口に建設される「阪急ガーデンズ」に対抗してのことと考えられます。建築面積4,055.39?、地上5階、駐車台数1,568台です。「キッザニア」とは、子どもたちが消防士、モデル、医師など80種類以上の職業が体験できるテーマパークで、現在東京にあり全国で2番目になります。

「キッザニア関西(仮称)」の出店として決定した「ららぽーと甲子園」は、関西圏において交通アクセスが非常に良く、兵庫を中心として、大阪、京都、奈良にまたがる広範な商圏人口をかかえた恵まれた立地にあり、また、キッザニアの中心顧客である子どものいる世帯が多く居住エリアでもあり、このような理由から日本における第2のロケーションとしてふさわしい立地というのが企業の出店理由です。2歳?15歳の子どもが対象で、年間約80万人の来場者を推定しています。地元では今以上の交通渋滞になることから、市に対して交通環境を悪化させないようにしてほしいとの要望がだされています。

質問をします。
  1. 今回の「キッザニア」開設は、「ららぽーと甲子園」の増床という名目で、申請が出されていますが、実態は新たな集客施設の建設です。協議は何に基づいておこなわれているのでしょうか。

  2. 「キッザニア」がオープンすることで、車両台数がどれくらい増えると予測しているのでしょうか。

  3. 地元からは今以上に交通環境が悪化するとの声が多数出ていますが、市として対策を考えているのでしょうか。