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トピックス
2008年06月04日

ここまでひどい西宮市議会 議会運営委員会での暴挙


石埜委員長(政新会)、今村副委員長(にしのみや未来:元蒼志会)が共産党委員の発言封じる民主主義もわきまえない運営を強行!


 6月4日開催の議会運営委員会で、石埜昭芳委員長と今村岳副委員長は、発言を求めた日本共産党西宮市会議員団の杉山たかのり委員と野口あけみ委員に対して、その発言を許すことなく、一方的に議事を強行するという、これまでの西宮市議会では考えられない暴挙でした。
 議会は言論の府であり、発言権が保障されるべきです。ところが、この当然のことさえ踏みにじって、発言をさせなかったのです。もちろん、杉山、野口両議員は、繰り返し発言を求めると共に、この暴挙を批判しましたが、この会議中、この暴挙に対する正副委員長からの陳謝の言葉もなければ、反省の言葉もありませんでした。
 この暴挙は、オール与党の5会派から議長の「議会改革特別委員会の設置」要請があり、そのことが議題となっているときのことだったのです。しかし、民主主義もわきまえずに、どうして「議会改革」ができるでしょうか。西宮市議会で、なかなか改革がすすまないのは、5会派が日本共産党などの提案に、背を向けてきたから進んでいないのであり、結局、改革の名で、自分たちの都合のよい議会へと、民主主義の破壊をすすめていくことにならざるを得ません。


 3月議会では、蒼志会の坂野議員の逮捕・辞職という事態が起こりました。総務常任委員会では、請願審査で5会派の議員(議運では今村、大川原委員が所属)が全員、賛成と反対を間違えるというおよそ考えられないようなことが起こりました。この請願が意見書提出をともなうもので、退場という行為で委員会での評決を本会議で訂正することができない状況にもかかわらず、「意見書の提案者にならない」「本会議で退場する」など議会のルールを理解しない態度が公明党や蒼志会で起こり、日本共産党議員団がルールをまもるために大変な苦労をしたのです。今回の事態は、西宮市議会が、民主主義や議会のルールが、尊重されないところにまでなってしまっていることを露呈したのではないでしょうか。

(記:杉山たかのり)