山田市長は、震災復興事業が一段落すると、財政危機を口実に「行革」を強行。ところが、こんなムダづかいもあったのです。
? 市役所・市民会館のすぐ南側に、六湛寺南公園があります。2004年に9億円(その後8億500万円に)で阪神電鉄から買収。
マンション開発の計画があるとして、「市役所の南側にマンションは許さん」とばかりに買い取ったのです。すでに六湛寺公園というすばらしい公園があるのに、2000万円の整備費の公園が必要ないことは一目瞭然です。
? JR西宮駅北東の貨物ヤードを2007年西宮市は4億2000万円で買収。敷地面積5597?、線路沿いに東西の長さ330メートル、幅は西側36m、東側に至っては4.5mしかない、まさに「ヘタ地」です。土地利用計画もなく、とりあえず駐輪場にでもという、本当にいい加減なこと。
? 阪急ガーデンズの開発にあわせ、阪急今津南線を高架化しようと、市は約9億円の支出。
? 阪神西宮駅北の駅前広場整備を、市道をわざわざ迂回させて付け替え、分散している阪神電鉄の私有地を一体利用させてやろうと計画をすすめています。
市民の声ではなく、電鉄会社の意向で、数億円規模の税金が使われています。
「行革」で福祉や教育をけずって、その浮いた予算でやろうとしています。これって、ムダづかい。これって、無責任?
(記:杉山たかのり)