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杉山たかのり議員の議事進行発言
2008年06月27日

兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員には、副市長ではなく議会から選出すべきである!


「日程第4 兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙」について、日程に入りますと意見を申し上げることができないため、ここで日本共産党西宮市会議員団の意見を申し上げます。
 今回の選挙は、現議員である山田市長が、兵庫県市長会の会長となり、兵庫県後期高齢者医療広域連合の連合長に就任することが内定されているため、議員を辞任、西宮市から議員を新たに選出する必要があり、行われます。
 広域連合議員は、規約により、西宮市の場合、市長、副市長、又は議員から選出されることになっています。前回の選挙では、他の市からも首長が選ばれるとして、西宮市からは市長を選出してほしいという当局の意向にそって、全会一致で山田市長を選出しました。その際、私どもは、市長に対して、議会に対する報告や意見の聴取などをもとめましたが、配慮されていないのが実情です。
 さて、兵庫県下ではどうかといえば、宝塚市でのみ、議員から選出、その他は市長あるいは副市長など行政から選出されています。
 全国的に見ると、首長等ではなく議員から選出されている例は少なくありません。
 現在、後期高齢者医療制度は、参議院で廃止案が可決し、衆議院での審議待ちとなっていますが、国民的な批判が日に日に強まっており、市民の声を議会に反映させることは重要です。
 宝塚市では、しっかりと議論を展開できる者、市民の代表を選出するという議会の一致した意見から議長を広域連合議員に選出したと聞いています。
 西宮市当局は、副市長を選出してもらいたいとの要請をされていますが、今回、市長が連合長に就任することから、西宮市の意向は一定反映できる状況にあります。日本共産党西宮市会議員団は、市長が連合長となるのであれば、議員は規約の市長・副市長からではなく、議員からこそ選出することが望ましいと考えます。
 今回の選挙は、単記無記名での投票で行われます。
二人の副市長と44人の議員、つまり46人の名前ならだれでも投票することができます。
私たち日本共産党西宮市会議員団以外の会派は、市当局の意向どうりでよいと表明されているため、私どもの会派から上田さち子議員を適任として選挙にのぞみたいと思います。
 以上、日本共産党西宮市会議員団の意見といたします。