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まつお正秀議員の一般質問
2008年07月09日

西宮での食育の推進について


現在サミットが開催中ですが、食糧問題が大きなテーマになっています。
今後の発展途上国の消費拡大、温暖化によるとされる干ばつや洪水による農産物被害の拡大とともにバイオエタノール生産での穀物使用、さらにはサブプライム問題に端を発した投機マネーによる穀物価格の値上がりなどによる食糧危機は各地で暴動も起き、死者も出る事態となっています。
今5秒に一人の子どもが食料不足でなくなっていますが、特に貧しい国ほどその矛盾が現れているのが現実です。2050年には世界人口92億人といわれる中でますますの食糧難が懸念され、先進国中では食料自給率39パーセントと最低となっている日本にとって今後はお金を出しても食料が買えない時代がくると、マスコミなどで商社の幹部が語っています。輸入が多いということは、フードマイレージ、いわゆるその食料あるいは食材がどれくらいの距離を運ばれてきたのかという距離を数値化したものですが、日本が断然一番で環境にいかに負荷を与えているかも見えてきます。

また、このような中で食品偽装や食の安全を脅かす事件が相次いでいます。消費者は何を信用して買ったらいいのか分からないという不安とともに、この際に安全という点から国産品を購入しようという動きもでてきつつあります。すでにイタリアでは1980年代にマクドナルドの出店に危機感を持った人たちによって、すばやく出てくるファーストフードへの反対語としてスローフードという、地元の食材を使い、いわゆる郷土料理を大切にして豊かな食という運動が広がり、日本でも注目を集めつつあります。地元の食材ですから運送費も少なく、問題が起きたときにも原因が特定しやすい、いわゆる地産地消という言葉に代表されると思います。

すでに、日本の食の自給率問題や添加物とか農薬の危険性に対する危惧から、あるいは食の歴史や文化を学んだり、農業体験を通じての生産の苦労とともに楽しさを学んだりする食育の大切さが叫ばれ、すでに2005年に食育基本法が制定されています。この間の新聞報道や宮っこなどでも朝食を食べていない子にイライラが多かったり集中力に欠ける子が多く、逆に朝食をとっている子は理解力が上がっていると指摘がなされ、先日の6月25日の市政ニュースでもバランスのよい朝食が心の安定、学習、友達関係にまで影響を及ぼしていることが掲載されていますように、食育の大切さについては異論を挟む人は少ないと思います。
西宮市議会でもこの間3名の議員の方が食育についての質問をされていますが、改めて西宮での食育の推進の立場からいくつかの質問を行います。

一点目は、食育基本法にある食育推進計画は県レベルではほとんど策定されておりますが市町村レベルは全国で5パーセントという報道がありました。西宮での策定の進捗状況と、現段階でかかわっている部署について、また中心になる部署についてどのように考えておられるかお聞かせください。

二点目は、食育にとって栄養士は重要な位置づけで、特に授業ができる栄養教諭は増えているように聞いておりますが、西宮での学校や保育所などでの栄養士の配置基準と配置状況を聞かせてください。

三点目は、世界的にも注目されている日本食ですが、西宮での米飯給食回数が週2.65回で国・県の目標の週3回以上に達していません。目標をクリアするためにどんな取り組みをしているか。また、自給率の向上の観点や安全の面から、給食のパンを米粉パン(これは米飯給食1回分に算入できる)国産小麦への切り替えなどについての検討状況を聞かせてください。