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意見書
2008年07月28日

「後期高齢者医療制度」の廃止を含む抜本的な見直しを求める意見書提出


意見書案第15号
   
「後期高齢者医療制度」の廃止を含む抜本的な見直しを求める意見書提出の件

 上記意見書案を次のとおり西宮市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。

   平成20年7月16日提出

  
提出者  西宮市議会議員 上 田 さち子
〃 いそみ 恵 子
〃    佐 藤 みち子
 〃    杉山 たかのり
〃 野 口 あけみ
〃 まつお 正 秀 


「後期高齢者医療制度」の廃止を含む抜本的な見直しを求める意見書

 平成18年6月に成立した健康保険法等の一部を改正する法律により、本年4月から
75歳以上の高齢者等を対象にした「後期高齢者医療制度」が始まった。
 本制度においては、被用者保険の被扶養者であった高齢者にも、新たな保険料負担が
生じるなど、一定の軽減措置や激変緩和措置が講じられるものの、高齢者の医療費負担
が今後大きくなることが懸念される。また、包括払い制度(定額制)による医療の制限
が75歳以上の高齢者に持ち込まれることについても、高齢者だけでなく多くの医師会
や国民各層から「このままでいいのか」「抜本的見直しが必要ではないのか」等、さま
ざまな意見が出ている。また、国会においても本制度の廃止や改善策が議論されている
ところである。
 よって、政府におかれては、「後期高齢者医療制度」導入後の実態を十分に把握・検
証をし、被保険者に過大な負担を求めることなく、高齢者が安心して適切な医療サービ
スを受けられるように、制度の廃止を含む抜本的見直し・改善を講じられることを強く
要望する。
   以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

    平成20年7月16日

                              西 宮 市 議 会

(提出先)
    衆議院議長
    参議院議長
    内閣総理大臣
    総務大臣
    財務大臣
    厚生労働大臣