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2009年度予算要望書
2008年09月03日

はじめに


 アジアで3度目の開催となった夏季オリンピックが閉幕しました。204の国と地域から集まった1万1000人を超す選手が、もてる力を発揮して世界トップレベルの競い合いが繰り広げられた北京オリンピックを通じて、「平和であればこそ」の思いを一層強くしたところです。
 一方国内では、原油高騰や物価高に苦しむ国民への景気対策や、構造改革による社会的格差の広がりへの対応策等は待ったなしに求められており、9月12日から始まる臨時国会では、日本共産党など野党4党が提出し、衆院で継続審議となっている「後期高齢者医療制度廃止法案」の早期可決とともに、国民生活支援の緊急対策に注目が集まっています。 
 このようななか西宮市では、このほど2007年度決算が発表され、29年連続で36億円の黒字決算となりました。この背景には、国による増税と山田市長が強行した市民サービス切り捨ての「第3次行革」があることは言うまでもありません。
国の悪政で市民が苦しんでいることに対し、さらに追い打ちをかけるのか、それとも地方自治体本来の仕事として、今こそ住民福祉増進の立場で市民のくらしをバックアップするのかが、いままさに問われています。
日本共産党市議団は、この間多くの団体や個人の方々から要望をお聞きしてきました。それらを取りまとめ、「2009年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書」を作成しましたので、ぜひとも新年度予算編成にあたっては、市民の切実な声をくみ上げ、具体的に反映されるよう申し入れます。

以上