HOMEへ
杉山たかのり議員の一般質問
2008年09月08日

市長としての責任が果たせたのか


市長というのは、国政レベルでいえば、首相ではなく、大統領と同様の権限があります。強い権限には、それだけの責任もあるのです。私は、この8年間、議員として、山田市長の言動を見てきましたが、市長として市民の声を聞かない、説明責任を果たさないという点を指摘しておきたいと思います。
6月議会で制定された「西宮市参画と協働の推進に関する条例」では、策定委員会の公募委員有志から「継続的な検討協議が必要だ」とした陳情が議会に出され、採決にあったては、市議会も2名が反対、15名が「内容、協議が不十分」として退場、賛成した議員からも「早期に見直しを」「もっと協議すべき」などの注文がつけられましたが、急いだ理由に「市長選挙のための実績づくり」ではないかとの批判も起こっています。
本会議場における代表質問や一般質問で、特に再質問以降ですが、市長に直接答弁を求めても、市長自身は知らん顔で、副市長や局長がかわって答弁するという光景を何度も議場のみなさんもご覧になったと思います。
議会というのはそもそも、市長の施策について審議する場であり、本会議場の質問は、基本的には市長に対する質問です。確かに、専門的なことや詳細なことについて十分な答弁ができない場合もあるでしょう。しかし、市長の姿勢や考え方を聞くために答弁を求めても、それに答えないというのは、説明責任を放棄していることに等しいのではないでしょうか
 前回の市長選挙でも、市長候補に対するアンケートが、マスコミや市民団体などから行われましたが、市長は、マスコミのアンケートにはすべて答えたにもかかわらず、市民団体には回答を拒否しました。
これらのことは、山田知氏の市長としての資質そのものが問われることだと思います。

<質問>
  1. 「西宮市参画と協働の推進に関する条例」は6月議会で制定されたものの、策定委員会を設置した条例案の策定過程でも、議会での審議の過程でも、条例案の上程、採決の過程でも、問題だらけだったが、そこには、議会や市民の声を真摯に聞かない市長の姿勢があったのではないか。特に市長選挙にむけて何が何でも早く制定させたいという思惑があったのではないか。見解を求める。

  2. 市長は、本会議における代表質問や一般質問で、特に再質問以降の、市長に答弁を求めた質問に対して、ほとんど答弁を拒否してきた。それは、なぜか、理由をお答え下さい。また、それは、市長の説明責任を放棄したことになるのではないか。お答え下さい。