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上田さち子の一般質問
2008年12月11日

中学3年生までの医療費無料化について


市長は選挙後の記者会見で、73項目の中でも特に、中学3年生までの医療費について入院・通院とも無料にすると強調されました。しかも目標年次は平成21年度からとなっていますので来年4月からです。昨年6月議会でわが党議員団のいそみ恵子議員が、中学3年生までの医療費無料化を求めた質問に対して、「本市単独での実施は困難であり、国・県に要望していく」との答弁でしたので、その後のわが党の質問や市民の運動等を受け、今回の市長公約になったものと確信します。これについては大いに評価したいと思います。

関東を中心に全国的に広がってきている中学3年生までの医療費無料については、日本共産党県会議員団が2006年9月議会で本会議一般質問を行い、12月県議会には「こども医療費の助成に関する条例」を議員提出議案として提案したのが始まりです。内容は (1)通院・入院とも自己負担をなくし無料とすること (2)対象年齢を就学前から中学校卒業まで拡大すること (3)所得制限を撤廃することなどです。この条例案は賛成少数で否決されましたが、その後も全県下で実現に向けての署名運動が広がり、西宮市議会でも日本共産党市議団として一般質問や新日本婦人の会等からの請願が出されてきたところです。

今進められている「県行革」では所得制限をさらにきびしくしようとしていますが、むしろすべての子育て世代を支援するために、「西宮の子どもはみんな、医療費は無料ですよ、安心してください」と、所得制限を撤廃し全県下に先駆けて画期的な「西宮方式」として21年度から中学3年生までの医療費は入院通院とも無料化の実施をすべきと思いますが決断を求めます。なお、その際の必要財源についてもお聞きしておきます。