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トピックス
2008年12月19日

中学3年生まで医療費完全無料化(所得制限撤廃)で
あらためて党市議団が申し入れ


クリックで大きな写真を表示 12月19日、日本共産党西宮市会議員団は、「中学3年生まで医療費無料化」について、市当局に申し入れをしました。
 これは、12月市議会で、上田さち子議員が一般質問の中で行ったものですが、市は「来年度実施をめどに検討している」としながら、「所得制限の廃止はしない」との見解を示しました。
 しかし、その後、小野市が所得制限なしでの実施を明らかにし、西宮市議会では、提出された完全無料化を求める請願に対して、反対の議員はなく、継続審査になるなど、「所得制限撤廃」について情勢の変化生まれています。
 このような情勢の変化がある中で、あらためて市当局に、完全無料化による実施を求めました。
 市からは、河野副市長、福島市民局長、森垣医療年金グループ長が出席されました。

              (記:杉山たかのり)

左上写真は申し入れの様子(左から、野口市議、いそみ市議、平野貞雄7区政策・自治体部長、杉山市議、まつお市議、佐藤市議)


申し入れ文は以下の掲載します。

                                         2008年12月19日

西宮市長  山田 知 様

                                   日本共産党西宮市会議員団
                                     団長  上田さち子


        「中学3年生まで医療費無料化」についての申し入れ

 いま全国的な広がりをみせている「中学3年生まで医療費無料化」については、今議会、わが党の一般質問で、所得制限と一部負担金を廃止し、中学3年生までの医療費の完全無料化を求めたことに対し、市は「来年度実施をめどに、現在内容を検討している」「所得制限の廃止はしない」と答弁をされました。
この制度は、2006年に日本共産党兵庫県会議員団が提唱し、「こどもの医療費を中学3年生まで無料に」と県下で署名運動が取り組まれ、西宮市議会でもわが党議員団が繰り返し実現を迫ってきたものです。今回の市長選挙での山田市長の公約で、現在の3歳から小学校3年生までの子どもたちに一部負担金がかかっているのを廃止し、しかも中学3年生まで拡大するという内容は大いに評価するものです。
 神戸新聞12月12日付夕刊では、小野市が所得制限を設けず、中学3年生までの医療費を完全無料化すると報じました。さらに、12月議会に新日本婦人の会西宮支部から出された請願(所得制限をなくすことを含む)は、16日の常任委員会では日本共産党西宮市会議員団・公明党議員団・無所属1名が賛成を表明し、反対の委員はなく、18日の西宮市議会本会議において、政新会、西宮グリーンクラブ、にしのみや未来、無所属5名により継続審査となりました。明らかに情勢が動いていると実感しています。
 以上のことから、日本共産党西宮市会議員団は下記のことを申し入れます。

                        記

1、来年度より実施するとしておられる「中学3年生まで医療費無料化」については、所得制限を撤廃し、4月からすべての西宮の子どもたちが安心して医療にかかれるよう、実施することを求めます。

                                            以   上