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2008年12月定例会
2008年12月18日

西宮市市税条例の一部を改正する条例制定について
杉山たかのり議員の65歳以上の市民税の年金天引きに反対する討論


クリックで大きな写真を表示ただいま上程中の諸議案のうち、議案第221号西宮市市税条例の一部を改正する条例制定の件について、日本共産党西宮市会議員団は反対をします。以下、その理由を述べます。
この議案は、本年4月20日成立した地方税法の一部の改正に伴い、本市市税条例の一部の改正を行うもので、改正の主な内容は
第1に、個人市民税の寄附金控除を所得控除から税額控除に方式改めると共に、控除対象限度額を拡充し、控除率も見直されます。
 第2に、65歳以上の公的年金受給者から、個人市民税の所得割額、年金にかかる所得税分と均等割額を、来年10月から特別徴収、いわゆる年金から天引きする。
 というものです。
 現在、年金からは、65歳以上になると介護保険料が、75歳以上になると後期高齢者医療制度の保険料が、年金支給月額1万5千円以上あれば、容赦なく天引きされており、本人の意向をふまえず、ふところに勝手に手を突っ込んで金をむしり取るような、やり方に、国民の怒りは広がっています。
 総務常任委員会の審議では、市当局は、「年金から全ての方から徴収できる」としながら、年金天引きについては「不満があると思う」と答えており、
 天引きの対象となるのは、年金収入が155万円以上、約3万2000人の65歳以上の方となります。同じ時期に、国民健康保険料の年金天引きも予定されており、このような徴収の仕方は改めるべきです。
 よって、日本共産党西宮市会議員団は、議案第221号について反対であります。
 以上、反対討論とします。