この問題は、すでに2007年、一昨年の6月議会でも日本共産党市会議員団また、私自身の公約の一つとしてその実現を強く市長にせまってきました。ご承知のとおり、昨年の市長選挙でもおおきな争点となり、山田市長の選挙公約=マニフェスト73項目の一つとして2009年度実施と、実施時期まで明記されたまさに市民への公約でした。選挙後の12月議会、市長の「開会あいさつ」の中にもこのことが盛り込まれ、日本共産党市会議員団としてあらためて質問を行い、所得制限も撤廃し、中学3年生までのこどもの医療費無料制度を強く求めてきたところです。
今回、市長から提案されたこどもの医療費無料助成制度は、対象年齢を現行の小学校3年生から中学3年生までとし、2009年4月から入院について(一部負担は2800円)、2010年、来年4月から通院について(1診療科目1回700円2回まで1400円の一部負担)、7月から、これら一部負担をなくして入院・通院とも無料と言うものです。所得制限が残されたため、完全無料制度まであと1歩ですが、これまで中学3年生まで入院・通院とも無料にと、ねばり強く運動されてきた多くの関係者からも喜びの声が届いているところです。
ところが県民の強い反対を押し切って強行された兵庫県の「行革」でこの所得制限が現在、年収818万円以下が、経過措置があるものの大幅に引き下げられ年収、733万円となり本来受けられるはずのおよそ1500人の方が対象から外されることになります。
<質問>
- 県の「行革」で、今回の医療費助成の対象から外れることになるおよそ1500人について所得制限を現行維持し、受けられるようにすべきと思うがどうか。また、中学3年生までの入院・外来の一部負担金無料化を来年4月から実施すべきと思うがどうか。お答えください。
- こどもの医療費助成制度をめぐって兵庫県も中学3年生までの入院医療費の1部を助成する「こども医療費助成制度」を創設するとのことだが、その実施で仮に西宮市の予算は、いくら軽減されるのか。お答えください。