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佐藤みち子の一般質問
2009年07月02日

市立児童相談所設置について


 児童相談所は児童福祉法第12条に基づき、各都道府県、政令市に設けられた児童福祉の専門機関で、児童に関する様々な問題の相談を受け付けています
 児童相談所は、養育困難、虐待をされている児童などの養育相談。保健相談。障害児、発達障害、重度の心身障害などの心身障害相談など、児童に関する、家庭その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じる。また、福祉事務所、家庭裁判所等の関係機関から、児童の通告、送致を受け、援助活動を展開する。社会診断、心理診断、行動診断、医学診断、その他の診断をもとに、総合診断を行い、援助指針を定め、必要な援助を行う。そして、必要に応じて児童の一時保護や児童福祉施設に入所させるなど児童の健全な育成のために必要な援助、啓発活動等の事業を行うところです。 
西宮市には、兵庫県に4か所設置されている県こども家庭センターがあり、西宮市、尼崎市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、篠山市、丹波市、猪名川町、9市1町を管轄区域にしています。児童福祉司、心理判定員、保健師等の専門職員が43人配置されています。市では虐待の恐れのある事案に対しては、県こども家庭センターと協力して支援をしています。
最近では全国的に、特に児童虐待の相談件数が増えています。厚生労働省の集計では、2007年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待は、4万618件になり1999年度に1万件を突破して以降、わずか8年間で4万件を超えました。
西宮市に寄せられた児童虐待相談件数は、2006年度325件、2007年度は447件、2008年度は475件と、全国と同じように増加を続けています。
西宮市では育児支援として、子育て家庭ショートステイ、生後2ヶ月ごろの乳児のいる家庭を主任児童委員、民生委員・児童委員、市の訪問担当職員が訪問し、様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供をおこない、母子の心身の状況や養育環境の把握及び助言を行い、養育に問題を抱えた家庭を早期に発見するための「健やか赤ちゃん訪問事業」が2007年10月から市内5ヵ所でモデル実施され、2009年度中には市内全域で実施される予定となっています。育児支援活動、夜間・休日電話児童相談、父子家庭生活支援などを行っています。児童虐待については、2004年に児童福祉法が改正され、市では2005年4月に西宮市要保護児童対策協議会が設置され、事務局として児童・母子支援グループが虐待通報の受理や相談窓口となり、関係機関との連絡調整、家庭訪問、ケース検討会議の開催、記録の整理・保管など、児童虐待防止の中心的役割を果たしています。しかし、児童虐待は毎年増えており相談件数の半数が児童虐待の相談というのが現状です。
厚生労働省では「中核市が児童相談所を設置することは、児童相談所の数が増えより住民の身近になることとなり、ひいては子どもの最善の利益に資する」と述べています。
児童福祉法改正で、2006年4月からは、中核市程度の人口規模(30万人以上)の市にも設置できるようになりました。 

<質問>

  1. 西宮市でも、児童・母子支援グループへの養育相談や児童虐待相談が増加しています。児童福祉法の改正で中核市でも児童相談所の設置が可能になり、県からも中核市に児童相談所の設置を要請していますが、市でも設置すべきではないでしょうか。