佐藤みち子の一般質問

交通バリアフリー法が2000年5月に作られ、西宮市内で乗降客5000人以上の駅にはエレベーターが次々と設置されて来ました。2009年3月にJR甲子園口駅にエレベーターが設置され、市内で設置されていないのは乗降客約5万人の阪神甲子園駅だけになりました。駅を利用する人の中でも、とりわけ高齢者、障害のある人、乳幼児を連れている人たちが特に不便を感じています。
さて、6月10日に日本共産党鳴尾北支部のみなさんと一緒に阪神甲子園駅の駅長さんに「阪神電車甲子園駅に早期にエレベーターを設置していただくことについての要望書」を渡し懇談をしました。駅長さんから今までも地域の方からエレベーター設置の要望を聞いています。すべて、本社には伝えているとのことでした。また、5月から朝、夕、野球開催時に乗降客の動線の調査をはじめているとのことでした。
阪神甲子園球場が、改装されて野球観戦に来る車イス利用の方も増えているそうですが、現在は、車イスの方やベビーカーを使っている人はエスカレーターや階段を利用しているとのことです。阪神甲子園駅の階段は、踊り場がなく下まで落ちてしまう本当に危険な構造になっています。少しでも間違えると大事故につながりかねません。駅員さんたちの負担や市民のみなさんの利便性を考えても早急にエレベーターの設置が必要です。

＜質問＞

1. 阪神甲子園駅は一日の乗降客が、約5万人と市内で2番目に乗降客の多い駅ですが、今だにエレベーターが設置されていないことに当局はどう思っているのでしょうか。


2. 市では、阪神甲子園駅等検討会議を2008年4月に設置し、県・市・阪神電鉄の3者で協議がはじまっているようですが、どこまで話が進んでいるのでしょうか。