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まつお正秀の一般質問
2009年07月02日

上ヶ原南小学校校庭の芝生化について


上ヶ原南小学校は、広田神社北から北へ関西学院大学に向かうバス道の斜面にあり、六甲山からの吹き下ろしなどの風のきついときは大変な砂塵が舞い上がります。以前から校庭近隣の住民の方からこの砂塵を何とかできないか、そしてその対策として校庭の芝生化が有効ではないかという声をいただいておりました。そこで先日、私は地域の日本共産党支部の方とともに学校近隣のお宅を伺い、その現状についてヒアリングを行ってきました。特に北東側の家に住む方たちは口をそろえて「窓も開けれないくらいひどい」というもので、最近の温暖化によって乾燥した日が多く、年々ひどくなっているということでした。校長先生にも会ってお話しさせていただきましたが、すでに飛散防止のために運動会前と合わせ年二回のにがりの散布、また、一部のフェンスに防塵ネット(これは学校経費で市販のもの)を張るなどされていますが効果はほとんどないに等しく、できるものならもっと何とかしたいということでした。私はその防塵ネットも見てきましたが、人の身長もない高さのフェンスに上張りをしたという程度のもので、舞い上がる砂にはまったく役に立たないという言う感じのネットでした。
昨今、緑地についてはヒートアイランド現象の緩和などの多様な効能についての評価が高まり、経済の面からも、アメリカのオバマ大統領もグリーンニューディール政策を発表し、日本もそれに追随する動きもみせています。このように緑化を環境対策と経済や雇用対策として相乗的に進めようというのが世界的流れになっており、芝生化もその手法の一つではではないかと考えます。  また、子どもの運動能力の向上や安全性という点などから、学校園の芝生化に取り組む自治体も増えてきています。明石市ではすでに70校中51校、72パーセントの小中学校で芝生化が実施されています。ただし、芝刈りや水遣りなどの手入れ、排水の問題やメンテナンス時に使用できない期間が長い、あるいはサッカーや野球では土のほうが良い場合もあるなど、芝生化の効果については認めるが解決しなければいけない課題もあるということも事実であり、地元の皆さんの合意の元に進められるべきものと考えます。特に上ヶ原南小学校では砂塵防止対策として校庭芝生化を検討していただくために次の点で質問いたします 

<質問>

  1. 上ヶ原南小学校の砂塵対策として今後なんらかの手立てを講じる考えはないか。

  2. この小学校の芝生化をするとすればどのような効果があり、またそのための方法や施策はどんなものがあるか。また、解決すべき点にはどのようなことがあると考えているか。