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上田さち子の一般質問
2009年09月08日

「フレンテ西宮」について


 西宮市が施行したJR西ノ宮駅南地区再開発事業で、フレンテビルの核テナントとなったコープこうべが撤退表明して以来、この議場でも真剣な論議が行われてきました。日本共産党市議団は、1.西宮市の玄関口であるフレンテビルを空洞化させることはできない 2.市の事業に協力してきた関係権利者に行政として責任がある等の立場から、市が2・3階床をコープこうべから購入することについては、一定の条件を付して承認してきました。
 去る7月23日のフレンテ問題特別委員会に、市が購入した床のテナント募集を行った結果、(株)ニトリに決定との報告を受けました。説明では、テナント誘致の条件として、ニトリとは応募申請締め切り後協議し、坪当たり4725円で決定した。この金額は一切変更がないというもの。ニトリは「駐車場は店舗についているものという認識から別途支払うつもりはない」ということでした。どんな条件でもテナントを引っ張ってこなくては・・・という、足元を見られた市の状況がありありとする内容です。当日は4725円の内訳に質疑が集中しました。その中で、市の実質賃料・家賃として市に歳入される額は1397円に決定。しかしそのほか781円/平米の管理費・150円/平米の修繕積立金・駐車場協力金の都市管理への支払いはどうなるのか等々すべて今後の協議となり、結局なにも明確にならないまま終わりました。
ニトリを誘致することで、すべての店舗の売り上げが伸びるというバラ色の絵を描く当局の立場は、正直にいって、今も違和感をもつものですが、今日は賃貸条件がどうなったかという点と、そのことによる西宮都市管理株式会社の今後の経営がどうなるのかという点に絞って質問したいと思います。

<質問>

  1. 今後の協議となっていた管理費及び修繕積立金はどうなったのか
  2. ニトリが西宮都市管理(株)に支払う駐車場協力金はどうなるのか。またコープこうべの定額方式はどうなるのか。
  3. 特別委員会では、西宮都市管理(株)の経営状況がもはや破綻しているという観点から論議がされました。当局は西宮都市管理(株)の問題点は何だと認識しておられるか。今回の各料金決定により、西宮都市管理(株)の経営は改善されるのか、それとも悪化するのか伺います。