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トピックス
2009年09月14日

厚生常任委員会で全会一致で採択
「細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める請願」


 9月14日開催の厚生常任委員会で、新日本婦人の会西宮支部が提出していた「細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)への助成を求める請願」が、全会一致で採択され、9月17日の本会議で採択される見通しとなりました。
 この請願は、細菌性髄膜炎で毎年1000人もの乳幼児がかかる病気で、死亡率は5%、後遺症が20%といわれ、WHOの推奨(1998年)で、ヒブワクチンの定期接種化された国では激減しているにもかかわらず、日本はいまだ任意となっており(東アジアでは北朝鮮)、ヒブワクチンを国が定期接種化するまで、西宮市に補助を求める内容となっています。
 まつお正秀議員が、紹介議員として説明、杉山たかのり議員が主に質疑をしました。
 質疑の中で、全国では、40の市町が補助制度を創設、1回3000円から5000円を助成していることが明らかになりました。西宮市の場合、対象は5000人、4回で20000件となります。仮に3000円の助成なら6000万円、5000円でも1億円の予算で実現します。西宮市なら可能な制度です。
 他の委員も、「必要だ」との意見が相次ぎ、全委員が賛成し、厚生常任委員会では、「採択」されました。
 杉山議員は、討論の中で、「請願が採択されれば、直ちに補助制度の実施を求める」と市当局に対して、議会の意思を実施するよう求めました。
 こどもの医療費の無料化をはじめ「子育てするなら西宮」の看板が、市民の力でひかりはじめています。

(記:杉山たかのり)