2010年度予算要望書/* --項目挿入-- */?>
2009年10月19日
消防局
- 消防力の整備指針の改定により、施設や人員について大幅に緩和されたが、西宮市の消防力はいずれも下回っている。人口急増が続く西宮市では、施設や人員の整備は急務である。消防力の増強を以下の点で取り組むこと。
- 消防署所は、整備指針では13署所必要だが、8署所、充足率61.5%となっている。段上町6丁目の一部、田近野町、柏堂町の一部、鷲林寺の一部などは、走行限界時間内に到着できない。また、甲子園口北町、戸崎町は2?の円内からはずれている。全市域カバーできるよう、署所の配置について、早期に増設すること。
- 消防職員についても、2008年度から4年間で67人の増員を計画しているが、それでも充足率は70.4%にしかならない。消防署所増や消防車両の配置増とあわせて計画的に増員すること。なお、現時点で人員不足となっている部署については、直ちに配置すること。
- はしご車は、整備指針の1署1台の基準で、西宮の4署に各1台、計4台整備されているが、高層化のすすむ中で不十分である。特に、西宮浜出張所に配置すること。
- 救急救命は1分1秒を争うため、今後も引き続き協力病院を増やすこと。また、救急救命士は、2009年4月1日現在資格取得者が70名となっているが、今後の救急隊増強から考えても、さらに積極的に増員すること。
- AED(自動体外式除細動器)の設置、普及について
- 運動中だけでなく安静時にも突然死する原因の多くが心室細動(心臓のけいれん)といわれ、応急処置としてAEDの設置が普及しつつある。西宮市もこの間、学校をはじめ計画的に導入している。引き続き、設置、普及に力を入れること。
- 民間福祉施設などに設置できるよう助成すること。
- 広報や取り扱いの講習をさらに充実するなどの取り組みを強めること。
- 消防団の団員数は、新たに機能別団員21人を加えても、定数755人に対して、2009年4月1日現在718人で、定員割れとなっている。地域によっては極端に定員割れとなっている分団もある。消防団の役割は重要であり、広く募集し、各分団の補充につとめること。
- 消防車両の進入できないところが、まだまだ残されており、消火等の作業の妨げになるケースがある。関連局と協議し、早急に対策をとること。
- 2011年6月を期限に住宅用火災警報装置の設置が義務付けられている。特に、戸建て住宅への設置は把握しにくい。広報を強め早期に設置がすすむよう取り組みを強めること。
- 雑居ビルのカラオケ店や商業施設等で、防火設備の不備や避難経路の未確保などで犠牲者が出る火災事故が問題になっている。これらを未然に防ぐため、避難経路、出口の点検等を行う必要がある。カラオケ店、商業施設等の抜き打ち査察を行い、指導を強めること。