HOMEへ
まつお正秀の一般質問
2009年12月11日

視力障害者行政について


西宮市でも、いわゆるノーマライゼーションの考え方のもとでの行政が進められているところですが、まだまだ、視力障害者のニーズに応えた施策が行われているとは言い難い現状があると思います。先日、私は視力障害者の方から相談を受けました。その内容は、過去にこの議会でも機械をもちこまれての質問があったと聞いていますSPコードの件ですが、一般にスーパーなどの商品についている縦縞のコードを一次元コードと呼び、縦と横の1.8平方センチメートルの印刷された暗号は二次元コードと呼ばれてこれに該当します。携帯電話で情報を読み取るQRコードに似たもので、このSPコードで冊子などに印刷された暗号コードを読み取れば音声になって読み上げてくれる機械です。ところが西宮市が発行している「障害福祉のしおり」という冊子がありますが、読み取り暗号の二次元コードは印刷されているけれどもSPコードの機械で読み取れないということでした。それから、市が出している広報物などについて、最も情報を得ることの困難な視力障害者に対する施策が不十分ではないかというものでした。具体的には、窓口などに来られた障害認定者や新たな申請者には現制度や制度変更についての説明はされるけれども、すでに障害認定をうけておられる視力障害者の人達に、制度が変わった時などにその周知ができていないという問題で、どのようなものにSPコードが付いているかとか、障害者にかかわる出版物についても、ある人は点字が良いとか、ある人はカセットテープが良いなどのキメの細かい対応が求められているにもかかわらず、必ずしもそのようになっていない。荒っぽく言えば「詳しくはホームページからどうぞ」というようなケースが増えているということでした。

<質問>

  1. 市が発行している「障害福祉のしおり」がSPコードで読み取れないという事態になっているが、その原因と改善の方向性についてうかがいます。
  2. 先ほど述べた3年前の一般質問でSPコード機を障害福祉課にも設置するように要望されていますがその後どのようになっているか。
  3. すでに障害認定を受けておられる人たちについての周知や徹底とともに、多様な要望にこたえた対策を講じるべきではないか。