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上田さち子の代表質問
2010年03月01日

平和市長会議加盟について


 5月2日からニューヨークの国連本部で、核不拡散条約(NPT)再検討会議が開催されます。昨年4月に、オバマ米大統領が「核兵器のない世界を追求する」と演説するなど、いま、核兵器の脅威や戦争に反対し、平和な世界を求める諸国民の運動によって、世界に大きな変化が生まれています。核兵器のない世界は、世界の圧倒的多数の人々が望み、要求しつづけてきたことであり、いまこそ、この実現のために、さらに行動を強める時期です。

 1945年8月、原子爆弾の投下により一瞬にして廃墟と化し、数多くの尊い命が奪われた広島市や長崎市。このような悲劇が二度と繰り返されることのないよう、両市は一貫して世界に核兵器の非人道性を訴え、核兵器の廃絶を求め続けてきました。この中で1982年6月24日、第2回国連軍縮特別総会で広島市長が、世界の都市が国境を越えて連帯し、ともに核兵器廃絶への道を切り拓こうと、都市の連帯を呼びかけ発足したのが「平和市長会議」です。

 今年2月1日現在では、世界134カ国・地域で3562都市が、日本では570自治体が加盟しています。この中には中核市41市中25市(60%)が、また、兵庫県では昨年7月に宝塚市、9月には姫路市、そして今年になり、1月には神戸市が加盟するなど相次いでいます。いま「平和市長会議」は、国連NPT再検討会議までに、加盟都市を5000にまで広げようと呼びかけています。

 西宮市では、「世界中に核兵器の廃絶を強く訴えるとともに、平和を愛する社会をはぐくみ、築くことを誓い、平和非核都市をここに宣言します」と、兵庫県ではいち早く昭和58年12月10日に平和非核都市宣言を行い、平和行政を積極的に進めてこられました。
 
<質問>

  1. 非核平和行政の先進市としての西宮市が、神戸市や姫路市に続き「平和市長会議」に加盟し、いま大きく前進しつつある「核のない世界」実現へ貢献するべきではないでしょうか。答弁を求めます。