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上田さち子の代表質問
2010年03月01日

阪神甲子園駅周辺等整備事業と阪神西宮駅北地区整備事業について


 阪神西宮の関係では、昨年1600万円を予算化し、都市計画決定を行って、総事業費23億円の「阪神西宮駅北側駅前広場整備事業」を行おうとしていましたが、新年度予算からはすっかり姿を消しました。代わって「阪神西宮駅北地区整備事業」として安全対策費用400万円が計上されました。これまで私は、本会議や委員会で、西宮駅北側駅前広場整備事業は、阪神電鉄の住宅開発などを助けるための事業であり、市民にとっては不要不急だと指摘、党議員団としても見直しを要求してきたところです。その流れの中での今回の方針変更であり、一定の評価をするものです。
一方、阪神甲子園関連では新規事業として「阪神甲子園駅周辺等整備事業」300万円が予算化されました。

 日本共産党市議団は、毎年行っている市への予算要望の中で、毎日5万人もが利用し、野球開催時は10万人にもなる甲子園駅のバリアフリー化や、現在進められている、連続立体交差事業と整合性を持たせた駅舎、及び駅周辺整備について、阪神電鉄が主体的に進めるよう市としても強力に指導することを求めてきたところです。

 市の説明では、都市計画決定などはせず、駅舎改善総合事業として、2012年度に着工できることをめどに計画策定を行うとしています。
 
<質問>

  1. 今回、阪神西宮駅北側駅前広場整備事業をやめて、新たに予算化された「阪神西宮駅北地区整備事業」では、札場筋からえべっさん筋までの市道を横切る、バス利用者や歩行者の安全対策を行うとしています。具体的には何をするのか、また、信号機の設置や現行のバスバースの改善については、その後どうなったのかお聞きします。
  2. 新規事業である、阪神甲子園駅周辺整備事業を確実に進めるためには、2018年度(平成30年度)完成予定の連続立体交差事業との関連で、絶対後ろ送りにはできない事業です。市の強力なリーダーシップが必要となりますが、その決意はどうか。
  3. 阪神甲子園駅周辺整備事業では、現在、県道や市道を歩行者等が乱横断する危険な状況の解決解消が不可欠です。これまでの当局答弁では、ペデストリアンデッキの設置が県や阪神電鉄との3者で協議されているとのことですが、現時点の協議内容についてお聞きします。また、その際の事業費はどれくらいを予定しているのか。