年間千人の子供が罹患し、5%が死亡30%に障害が残る怖い病気が細菌性髄膜炎です。ただ、ヒブワクチン接種で防げることから、多くの国で予防接種法の定期接種に位置付けられています。しかし、日本の場合はこのワクチンの承認はされましたが任意接種(全額自己負担)の位置づけのままで、0歳児(4回必要)の場合は3万円近くかかります。こうしたことから自治体独自で助成するところも増えています。西宮市議会でも昨年の9月議会で市としての助成を求める請願が新日本婦人の会西宮支部から提出され、私が紹介議員となって全会一致で可決されましたが、国が定期接種に認めていないことなどから、ヒブワクチンだけを特別扱いできないというのが当局の考えでした。しかし、助成する自治体に1回四千円を限度として自治体助成の半額を兵庫県が負担することを発表したことから、この3月議会での党議員団の上田さち子議員の代表質問に、二歳児未満を対象に助成(所得制限あり)することを決めました。
また、核兵器廃絶の運動が広がる中で広島市長が82年に呼びかけた平和市長会議(世界134カ国の3562都市が加盟し、日本では570自治体が加盟)に、以前から阪神間の自治体の動向を見ながら検討すると表明していた山田市長ですが、早急に結論を出していきたいとの答弁も引き出しました。
さらに、党議員団が阪神電鉄の為の開発ではないかと問題を指摘してきた阪神西宮北再開発も、実質的に予算計上されずに休止。市民運動がまたまた市政を動かしています。(まつお議員のかわら版より)