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2011年度予算要望書
2010年08月26日

防災・安全局


  1. 日本共産党議員団は、国民保護計画については、(1)住民保護ではなく軍事行動が最優先 (2)アメリカの戦争に地方自治体と職員を動員する (3)住民の自由と権利を侵害する、などの理由から反対してきたが、2007年4月西宮市国民保護計画が策定された。
    憲法の遵守の立場と、平和非核都市宣言市として、次のことを行なうべきである。
    1. 政府に有事関連法の廃止を申し入れること。

    2. 国民保護計画の実施については、市民に強制するものではないことを、関係団体、市民に周知徹底すること。

  2. 今年度から防災・安全局長が兼務で危機管理監が設置された。他市では、警察官や自衛官を危機管理監に登用しているところも見られるが、市では、今後も警察官や自衛官を危機管理監に登用しないこと。

  3. 全国で集中豪雨による被害が頻発し、特に、河川の鉄砲水による被害がある。人命第一の観点から、急激な増水を防ぐ対策とともに、警報装置の設置や市民に対して、「川の危険性」を周知徹底すること。

  4. 防災対策では市が責任ある対策をとるとともに、市民の防災、減災意識の向上が求められる。東南海、南海沖地震や津波、豪雨による洪水や内水、土砂崩れ、台風等々、あらゆる災害に際し、市民自らのいのちと財産を守るために、どのタイミングで何をしなければならないかを判断し、行動できるよう普段からの啓発が大切である。防災訓練や防災マップ配布などが行なわれているが、さらなる市の工夫、努力を強めること。

  5. 津波対策では樋門管理が重要である。民間まかせにせず、県と連携し市が全ての樋門を管理すること。

  6. 防犯灯の設置についての判断は地域の防犯協会や自治会等にまかされているため、地域によっては必要な防犯灯が設置されていないことや予算がない等、ばらつきがある。
    近隣市では、西宮市、三田市以外は防犯灯の設置や維持管理は市が直接おこなっている。市でも直営とすること。

  7. 交通事故から市民の命を守るため、以下の改善をはかること。
    1. 新甲陽口交差点付近の安全対策をはかること。とくに朝夕の時間帯はスクランブル方式にするなど、歩行者の安全対策に取り組むこと。

    2. 段上町1丁目4番南東角にマンションが建設され、交差点の見通しが悪くなっている。地元の各団体から信号機設置の要望が出されている。早急に設置すること。

    3. 上大市5丁目の報徳学園北正門前は県道西宮宝塚線からの車が入ってくるため危険である。信号機設置か、西行き一方通行の時間規制を行うこと。

    4. 車庫北線と高木2号線の交差点に信号機を設置すること。

    5. 高木1号線と高木2号線の交差点に信号機を設置すること。

    6. 国道2号線のフレンテ前交差点など歩行者の多い交差点では、歩車分離信号にすること。

    7. 通学路でもある臨港線と用海筋の交差点に、歩行者用信号機を設置すること。

    8. 建石線の43号線南の交差点は、浜脇幼稚園の児童や浜脇中学校生徒の通学路にもかかわらず、信号機も横断歩道もなく危険である。早急に信号機を設置すること。

    9. 県道今津線と市道西第329号線の交差点での事故が多い。早急に信号機を設置すること。

    10. 山手幹線の森下町の広川内科クリニック前交差点、及び西福河原線交差点に、それぞれ音響式信号を早急に設置すること。

    11. 山手幹線と市道瓦76号線の交差点に信号機を設置すること。

  8. 熱中症対策について
    1. 命にかかわる緊急事態と認識して、危機管理体制をとること。

    2. 予防のための広報や注意喚起・啓蒙活動を強め、関連部局、関係団体の協力を得ること。

    3. 高齢者独居・老々世帯、認知症のある高齢世帯、野宿生活者への援助を強めること。

    4. 低所得者へのクーラー設置費用や電気料金への補助制度をつくること。生活保護世帯への夏の見舞金を復活させること。