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2011年度予算要望書
2010年08月26日

土木局


  1. 交通事故から市民の命を守るため、高齢者や障害者、車いす、ベビーカーなどが安心して通行できるよう、次のように歩道や車道を改善すること。
    1. 歩道の新設、拡幅をすすめること。特に、以下の箇所は急ぐこと。
      1. 国道171号線以南、旧国道までの今津西線は、一部歩道設置がされているがほとんどの区間で危険な道路である。早急に歩道整備を進めること。

      2. 国道2号線からJRまでの津門川左岸線(社会保険事務所西側)に歩道を整備すること。

      3. ニテコ池南側の農業用水路について阪急高架地点まで、ふたがけ等を行い歩行者等の安全を確保すること。当面、満池谷町シーアイマンション夙川の南まで設置を急ぐこと。

      4. 鳴尾御影線の春風幼稚園北側の使用されていない農業用水路については、蓋がけし、歩道として整備すること。

      5. 阪急甲陽園駅前及び周辺の交通安全対策、とくに歩行者の安全対策をはかること。

    2. 歩道の段差解消、傾斜の改良、路面の改良等を引き続き行うこと。傾斜については車道側をゼロとして、緩やかにつけること。特にJR西宮駅南のバス、タクシー乗降場の歩道と車道の段差が大きいのでJRに強く要望し改善すること。

    3. 歩道における自転車通行で、歩行者との接触事故等危険な状況がある。歩行者と自転車の安全な通行を確保するため、マナー指導の強化や自転車の歩道通行可能を示す標識・カラー舗装化を進めること。また、基本的には自転車は車道通行となることから、必要な整備を進めること。

  2. 道路改良等による交通安全対策について
    1. JR東海道線の甲子園口5丁目から天道町に至る地下道改修については、いよいよ事業着工となった。整備にあたっては、できるだけ地下道閉鎖期間を短縮し、安全対策に留意するとともに、住民の意見要望を聞きより良い施設にすること。

    2. 津門小学校南側道路沿いの旧農業用水路(津門呉羽町、今津山中町)は、安全面、衛生面、環境美化の点で撤去が必要と地域からも要望が強い。ただちに対応すること。

    3. 今津西線旧国道から43号線までの歩道がいたんでいる。特に西側は早急に改修すること。

    4. 今津西線の大型車両・特殊車両通行がなお増加し、住環境悪化が進んでいる。関係部局と連携し、必要な規制措置をとること。

  3. 視覚障害者の安全通行のために次のことに取り組むこと。
    1. 引き続き、点字ブロック、誘導用線ブロックなどの敷設を要望に応じて速やかに行うこと。

    2. 歩道への駐車、点字ブロック上の自転車の放置は、視覚障害者の安全通行の妨げになっている。特に、阪神甲子園駅東側歩道は放置自転車があり危険である。早急に対策をとること。

  4. 全市的に生活道路の補修、舗装の要望は大変多い。生活道路の総点検を行うとともに、道路補修予算を大幅に増額し、市民要望があればすぐに補修、舗装をすること。

  5. 山手幹線が全面開通したことから、交通量の大幅増による周辺環境問題も懸念される。熊野工区の拡幅や、寿工区及び大谷工区の2車線を4車線にする問題については、地元住民の理解・合意を得ることなく強行しないこと。

  6. 阪急甲陽線地下化については、地域の住環境、自然環境破壊への強い不安から、多くの市民が中止を求めていたが、現在、事実上中止となった。今後は、必要な交通安全対策について、わが党が提案してきた「踏み切りと連動した信号機の設置」と「歩道の確保」、さらに踏み切りと交差する建石線では車両を右折禁止にするなど、直ちに取り組むこと。

  7. 県道大沢西宮線、特に阪急甲陽線から銀水橋間の安全対策を早急に行うよう、引き続き県に強く要望すること。

  8. 高速道路料金が引き下げられたことで、中国自動車道上り線から迂回する車両により、北部山口地域で深刻な渋滞が問題になっている。地域住民の生活にも影響を及ぼしており、早急に渋滞解消のための対策を講じること。

  9. 西宮浜連絡道路(はね橋)は重要な市民の生活道路である。現在、土・日・祝日に開閉し、住民に不便を強いているが、はね橋を上げなければ通行できない船舶は皆無に等しい。さらにはね橋の直近に「ウェイクパーク施設」が運営され、はね橋を開かなければ通行できないような大型ヨットは、いっそう航行できない状態が生まれた。当初の「船の航行を確保する」目的は、はね橋以外の条件で損なわれており、直ちに開閉そのものを取りやめて、24時間いつでも市民が通行できる、市道本来の目的に戻すこと。

  10. 西宮浜連絡道路から臨港線までの市道については、現在県で取り組まれている旧港内における洗戎川排水機設置事業にあわせ、防潮堤の沖出しにより市道の拡幅と歩道の設置を行なうことになっている。地元住民の意見を十分聞きながら早期に実現させること。その際、臨港線との交差点北は大きな段差があるので改良を行うこと。

  11. 各駅前の周辺には通勤自転車などの放置が多く、その対策は引き続き重要課題である。次のことに早急に取り組み、安全を確保すること。
    1. 主要な駅での駐輪マナー指導については、指導員の配置時間の延長など行い、引き続き実効ある駐輪マナー指導を強化すること。

    2. 駐輪場については鉄道事業者に費用負担を求めること。

    3. 阪急西宮北口駅南東部は、阪急電鉄の土地活用で駐輪施設を増設したが、引き続き、今津線高架事業完成に伴う土地活用を求め、増設すること。

  12. 降雨対策について
    1. 局地的な豪雨が続いている。こうした事態に対応できるよう55?/h(10年確率)に対応する事業認可を取得し、整備を早急に進めること。

    2. 緑地を保全し、学校の運動場・公園等に遊水池を設置する取り組みが進められている。引き続き遊水池を増やすとともに、農地の拡大など流出抑制策を一層講じること。

  13. 武庫川治水対策について
    1. 武庫川の治水対策については、新規ダム建設ではなく「総合的な治水対策の推進」が出された。早期の事業着手を県に求め、武庫川の治水安全度の向上をはかること。

    2. 武庫川下流域では、堤防補強や河床掘り下げ、床止めや潮止め堰の撤去についても、早急に安全・安心を確保する河川整備計画策定を県に求めること。

    3. 青葉台の河川拡幅について、県が地域住民の立ち退き移転を進めようとしているが、関係住民の合意なく強行することのないよう、市として申し入れること。

  14. 公共下水道への接続時に市の助成制度を受けていない集合住宅敷地内通路に埋設されている上水道配水管、下水排水施設については、早急に市が責任をもって維持管理すること。