日本共産党西宮市会議員団は市立浜脇、門戸両幼稚園の4歳児募集を「1クラス減らして60人定員を30人定員で募集すると9月10日号の市政ニュースで広報する」と議会に報告されたことについて、関係者に説明もなくあまりにも突然すぎるものであると、8月31日緊急に市教育委員会へ撤回を求める申し入れを行いました。申し入れ文は下記のとおりです。
市立浜脇幼稚園、門戸幼稚園における4歳児募集についての申し入れ
去る8月24日、議会に対して「4歳児募集における臨時的措置について」の報告が市教委よりありました。その内容は、平成23年度の園児募集にあたり、浜脇幼、門戸幼の臨時的措置は行わず、1クラス・30人のみとすること、この内容を9月10日付の市政ニュースで広報するというものでした。
日本共産党市会議員団は、あまりにも唐突な進め方に違和感を覚えるとともに、関係する市民への説明責任も果たさず、強行することは許されないと考えます。
市教委の説明では、両園周辺の私立幼稚園の余裕が出たとのことですが、臨時的措置の要件の一つである応募倍率は、浜脇幼が平成22年度2.47倍、23年度は2.67倍の見込み、門戸幼では平成22年度は2.17倍、23年度は2.37倍の見込みと増えています。
いま子育て世代の市民は不況が続く中、せめて少しでも負担が軽い公立幼稚園への入園をと希望されており、臨時的措置の拡大こそすべきであって、取りやめるべき情勢でないことは明白です。さらに、西宮市における幼児教育の在り方について、今まさに論議が始まろうとしている矢先に強行すべきことではありません。
日本共産党西宮市会議員団は、下記の通り申し入れますので、直ちにご検討のうえ、ご回答ください。
記
1、今回、臨時的措置を外すことになった経過を明らかにすること。
2、関係者への説明もないまま進めることは、参画と協働をうたう市の行政姿勢に反します。今回の浜脇幼・門戸幼の臨時的措置の取りやめについては撤回し、議会の論議や市民の理解と納得の上、ていねいに幼児教育の在り方を検討し、今後の募集定員を決定すること。
以上