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上田さち子の一般質問
2010年09月06日

市立浜脇幼稚園・門戸幼稚園における4歳児の募集について


 西宮市教育委員会は、平成23年度の市立幼稚園の園児募集について、浜脇幼稚園と門戸幼稚園は4歳児の臨時的措置を行わないこととし、9月10日付けの市政ニュースで広報すると議会に報告がありました。理由は、周辺の私立幼稚園での受け入れが可能になったためということです。臨時的措置とは前年度募集時に60名以上の応募があり、次年度も60名以上の応募が見込まれること。同時に、おおむね1キロメートル以内の私立幼稚園への入園が困難で、4歳児の待機が多く見込まれるときに、この臨時的措置を取り、4才児で2クラスとしているもので、今年度は大社・高木・浜脇・門戸の4幼稚園に適用されています。
 浜脇幼稚園では平成17年度より臨時的措置がとられてきました。ご承知の通り、この地域はマンション開発が進み急激に人口増、とくに子どもの増加が著しく、教室不足や保育所待機児童が大変多い地域になっています。門戸幼稚園も同じ状況だと思います。現在この2園に通園させている方や、来年は申し込もうと予定している方にとれば、寝耳に水のことではないでしょうか。今年度と来年度の応募倍率は浜脇2.47倍が2.67倍に、門戸は2.17倍が2.37倍の見込みで、いずれも公立幼稚園入園希望者が増えているということがはっきりしています。今回の市教委のやり方は、あまりにも機械的、拙速すぎるといわなければなりません。

<質問>
  1. 2園の応募倍率の伸びについて、市教委のとらえ方はどうか。また、今後の応募予測についてお聞きします。

  2. 来年度2園について、臨時的措置をはずした経過はどうだったのでしょうか。

  3. 2園の関係者への説明はいつ行ったのか。

  4. 公立幼稚園の今後のあり方についてのプランについて、パブリックコメント実施の際に1万5000人から2万2000件に及ぶ意見が提出された経緯がある。最も慎重に対応すべき課題ではないのでしょうか。