HOMEへ
上田さち子の一般質問
2010年09月06日

西宮浜連絡道路(はね橋)の通行について


 「西宮浜連絡道路」・はね橋は、西宮浜3丁目1番地先と西波止町無番地地先を結ぶ自転車・歩行者専用道路として整備され、平成11年9月議会で西第1321号線として、市道認定されました。西宮浜に住む方々や西宮浜で働く多くのみなさんが、日常的に利用する、なくてはならない生活道路です。しかし、土曜日・日曜日・祝日は10時・12時・15時・17時の4回(さらに5月?11月は18時30分の計5回)はね橋が跳ね上がり、約20分間、市民の通行を止めてしまっています。日本共産党市議団は当初より市道である以上24時間・365日、いつでも市民が何の障害もなく通行できることを求めてきたところです。

 私はこの6月、地域のみなさんとともに「いったいはね橋が上がっているときに、何隻ヨットが航行するのだろうか」と見に行きました。6月12日(5回すべて)・19日(12時の1回)・20日(12時の1回)の3日間、延べ7回の開閉時に合わせたウォッチングです。開閉時間になると若い男性が二人来られ、一人は安全確認、もう一人が開閉作業を行っていました。聞くと(株)ウィンドワードの者だということでした。ウォッチングした7回の開閉時に通行した船は全部で8隻でした。つまり12日の10時が2隻、15時2隻、17時1隻、20日の12時3隻で、いずれもはね橋を上げなければならないような船は全くなく、モーターボートなど小型で、通行ゼロは7回のうち3回です。ちなみに、橋のたもとでじっと20分にわたり待たされている市民は、毎回40人前後でした。まさに、開閉することになっているから開閉しているだけであって、通行する小型船舶は開閉時間に関係なく自由に通行し、はね橋で支障のあるマストの高いヨットは、これまた開閉時間に関係なく西宮大橋から外海に出ていました。税金による開閉委託料が年間236万円ですが、まったく必要性がないことは明白で、あらためて、市道である以上24時間365日、いつでも市民が通行できる道路とすべきだと実感したところです。

 久しぶりに現場に行ってびっくりしたのは、西宮大橋とはね橋との水域に、(株)ウィンドワードによる「ウェイクボードパーク」という施設ができていること、また、(株)ウィンドワードが設置する、ヨットを係留する桟橋が110メートルに延長されていたことです(資料)。ますますこの水域でのヨットの航行は、はね橋以外の要因によって、不可能になってきたなと思いました。

<質問>
  1. ウェークボードパークの開設や桟橋の延長等ではね橋周辺は様変わりしています。はね橋を利用しようとする大型艇所有者や西宮市に対して、事業者である(株)ウィンドワードから事前に説明や協議はあったのでしょうか。

  2. この間、市道管理者として開閉問題で港湾関係者と協議するとしていましたが、だれとどの程度協議してきたのか。その内容はどうだったのかお聞きします。

  3. 先に6月にウォッチングしたときの通過船舶について述べました。委託業者から市へ提出される、そのときのヨットの航行記録はどうなっているのかお聞きします。