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2011年度予算要望書
2010年08月26日

はじめに


昨年の総選挙で民主党政権が発足しましたが、後期高齢者医療制度廃止と言いながら先延ばし・改悪を企むなど、公約違反の連続等から、7月の参院選では民主党大敗の結果となりました。
深刻な不況が続き、雇用不安が解消されない中で、2010年度上四半期のGDPの伸びが鈍化しているとの報道は、日本経済の先行きに大きな不安を呼んでいます。こんな時に消費税を増税するなど、とんでもないということははっきりしており、国民の懐をあたため、個人消費を伸ばすことこそが景気回復の起爆剤であることは、経済専門家からも指摘され始めたところです。さらに、民主党政権は、地域主権改革と言いながら、一括交付金を地方にバラマキ、福祉や教育を地方まかせにしようとするなど、これらの分野に一層の規制緩和を持ち込もうとしていることは危険な動きです。
このようななか西宮市では、保育所の待機児童解消や義務教育全期間の少人数学級への対応、市内業者のみなさんの仕事おこしなど、緊急に解決すべき課題が山積しており、西宮市の財政力を市民のくらしを応援するために、いかに有効に活用するかが求められています。
日本共産党西宮芦屋地区委員会、及び日本共産党西宮市会議員団は、8月7日に予算要望懇談会を開催するなど、広く市民のみなさんの声をお聞きしてきました。それらを取りまとめ、「2011年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書」を作成しましたので、ぜひとも新年度予算編成にあたっては、市民の切実な声をくみ上げ、具体的に反映されるよう申し入れます。