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本会議で水道会計決算と一般会計決算について質疑しました
2010年09月15日

上田さち子市議からは、水道事業会計決算について質疑を行った。

一つは、21年度決算では約3億の黒字、これまでの繰越利益剰余金や建設改良積立金など29億円の剰余金(内部留保)があることから、12年前に行った12.5%の水道料値上げが妥当だったのかどうか。

二つには、人口増による水不足を解消するために、水利権を得ようと、川上ダム事業に参画してきたが、一般家庭で節水機の普及が促進され、水の需要見込みが大幅に下方修正。この度川上ダム計画から撤退することを決定。その撤退負担金・6億円を、どこが出すのか。(水源確保の時は市の一般会計から3分の1を繰り出している)

水道料金は、阪神水道企業団から供給を受ける阪神4市の中ではダントツに高い西宮市の水道料。

尼崎と比べると、12年間で(月20?使用する場合)6万2940円も、西宮市民は多く支払っているという事実から、内部留保金を活用して料金引き下げを求めた。

これには、尼崎市のような料金体系にすれば、1億7500万円の減収になる・・・・ つまり、市民の負担が1億7500万円軽減されることが答弁で明らかになった。

川上ダムからの撤退負担金については、市の総務局長が「撤退への繰り出し基準はないが、今後、水道当局からの協議があれば、財政としても協議する」と、大変前向きに答弁があった。

将来の水需要予測はとても難しいが、市民の料金負担が伴うことなので、精査が必要だと思う。

いずれにしても、本会議での議案質疑は、時間制限がないので一定の議論ができる場である。

市議団の公約として「水道料金の引き下げ」を掲げており、引き続き決算委員会で議論していきたい。