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少人数学級の早期実施と教育条件整備を求める意見書(案)の賛成討論
2010年09月16日

意見書案第45号「少人数学級の早期実施と教育条件整備を求める意見書(案)」について、上田さち子議員は賛成の立場から討論を行いました。


意見書案第45号「少人数学級の早期実施と教育条件整備を求める意見書(案)」について、日本共産党は賛成の立場から討論を行います。

この度、中教審が学級規模の引き下げを求める提言を発表し、これを受けた文科省は、2011年度から6年間で、段階的に公立小中学校で35人程度の学級編成を行い、さらにその後2年間で、小学校1・2年生は30人学級にしていこうとする方針も明らかにいたしました。この方向は、永年にわたる国民の願いが実ることであり、大変歓迎すべきことだと思います。
今議会の私の一般質問でも、市教委は小人数学級については「指導の工夫により、きめ細かい丁寧な指導が可能となり、今回の提言には一定の評価をし期待を寄せている」との見解を明らかにしました。しかし、人口増が著しい西宮市にあっては、少人数学級の実現によって、学校教室不足にいっそう拍車がかかることになり、その施設整備にかかる費用の問題が生じます。市教委は、この点で、「少人数学級の導入には教室等の施設整備が必要となることから、・・・・国の財源措置が講じられよう期待を寄せている」とも述べておられます。

今回の意見書案第45号は、来年度から実施されようとしている、国を挙げての少人数学級への移行について、いまでも教室不足が深刻な西宮市の実情に照らして、それに必要な施設整備については、早急に国が責任をもって財源措置を行い、整備することを求めるものであります。教育基本法により、義務教育についての責任が国にあることから、本意見書はただちに採択すべきものと考えます。以上、日本共産党議員団の賛成討論とします。