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副市長の選任について野口あけみ議員が討論
2010年09月30日

副市長選任の提案について、日本共産党西宮市会議員団の意見を申し上げたいと思います。

 市長は、現職の県職員である本井氏を副市長に選任したい理由として、3つ述べられました。1つ、長年、助役・副市長は西宮市職員が務めてきたが、組織の活性化を図るために、外部からの人材を登用し、新しい風を吹き込みたい。2つ、地域主権が叫ばれる中、市が自主的に判断するとともに、県との連携が不可欠である。3つ、具体的に県と連携して、武庫川の堤防強化、津波対策、県有ポンプ改善、道路関係では、山手線と建石線の立体問題、北部有料道路の無料化問題、これら特に危機管理、防災、安全安心のまちづくりといった分野において、県の事情に精通し、見識を持った人物を副市長に起用したい、以上であります。
 また、「今回の副市長ポストは、未来永劫、県の現職やOBに対する天下りポストとして用意したものではない」、「市内在住または自費で住宅を確保してでも西宮に居住する人物を」、という条件をつけて、県の副知事、知事に要請した、とのことでありました。
 市長は、行政マンからの市長が3代続いていることへの批判も考慮し、また長年、助役・副市長は西宮市職員が務めてきたことを指しているのでしょうか、「旧態依然とした組織でことを決めるのではなくて新しい風を」、と外部人材の登用を決めたとしています。
これらは、これまでの市政運営や人事を否定するかのような言い分であります。本井氏は県と市の違いはあるものの、現職の行政マンです。はたして新しい風が期待できるのか、はなはだ疑問であります。
県との連携が重要、不可欠として、具体的な防災や道路事業名をあげて県に要望していくんだ、とされました。私たちが特に聞き捨てならないと考えるのは、山手線と建石線の立体事業、つまり甲陽線地下化事業です。今、この事業は市民の圧倒的な世論により、事実上の中止となっています。
しかし県はあくまで推進の立場であり、県職員しかも土木職の本井氏を副市長に据えるということは、立体交差事業を市として推進するということを意味し、これは市民の世論に反します。
副市長に県職員を置くことが、県に市の要望を伝えるパイプではなく、県の意向を市に押し付けるパイプになりはしないか、「天下りポストではない」と市長は強弁していますが、いったん出来上がった道すじが将来にわたって続かない保証はありません。これら2点にも重大な懸念を持つものです。 
以上のことから、日本共産党西宮市会議員団は、副市長に本井敏雄氏を選任したいとする提案に賛成することはできません。しかし、人事案件でもあり、採決に加わらず、退場することといたします。以上です。