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野口あけみの代表質問
2011年02月23日

水道料金について


昨年9月議会、12月議会と、我が党議員団は、2009年度決算で建設改良積立金が約14億円、実質繰越利益剰余金が14億8687万円、合わせて約29億円の黒字を積み立て、1986年以来、最多の内部留保金を抱えるに至ったことをとらえ、この黒字分を市民に還元し、水道料金を引き下げよ、と求めてきました。あわせて、月の使用量が10立方メートルまでは使っても使わなくても同じ値段という料金体系を使った分だけの料金とすべきだということも提案してきました。

 水道管理者は、12月議会杉山議員の質問に「現時点で水道料金値下げという形での還元ということは考えておりません」「現財政計画(2010年?12年度)におきましては、今後は、これまでの繰越利益剰余金や建設改良積立金を取り崩す予定としており、厳しい財政状況に依然あるものと考えておりますが、今後の財政状況の推移や経営環境を十分に考慮し、今後さらなる事業経営の効率化等により資金の余裕があると判断した場合には、まずは使用実態を見きわめた上で、基本料金と従量料金体系の見直しを含めまして検討していきたい」と答弁されました。もっと長くややこしい言い回しで、一体値下げを考えるのかどうか、わかりにくい答弁ですが、端的にいって、「現計画では難しいが、次期計画では余裕があれば引き下げも検討」という理解でいいのか、確認します。

 その上で、「余裕」が出来るかどうかです。「余裕の出る」プラスの要素として 1.今議会に提案されている低金利資金への借り換え 2.阪神水道企業団から供給量を増やすことにより自前の浄水場がいらなくなり、人件費などの経費減と今後の大幅な設備投資減 3.県水の値下げなどがあると思われます。それぞれについての積算を示してください。