まつお正秀の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2011年06月29日
今後の国民健康保険料について国民健康保険料の引き下げについては、私自身が4年前の初議会初質問で引き下げを求めたテーマですが、全国的に保険料はこの20年間に1.6倍、一人当たり3万円も値上がりしています。ところが民主党政権はこれを是正するどころか、昨年5月には各地方自治体に「一般会計から国民健康保険会計への繰り入れをやめて、その分は保険料の値上げをするよう」に求める通達を出し、県単位などの広域化もすすめようとしています。保険料の滞納による保険証取り上げが全国的に問題になって久しいわけですが、昨年一年間だけでも生活困窮などで受診遅れになって死亡した人が全日本民主医療機関連合会の調査で71人にのぼっているとされています。保険料の値上がりの根本原因は国保会計に占める国庫支出の割合が1984年度の50パーセントから2008年度には24%にまで引き下げられてきたことですが、最近ではリーマンショック以降所得が減ったり、医療の高度化や高齢化による受診増などが医療費の増加を招いて、そのことも結果として保険料のさらなる引き上げにもつながっています。それなのに全国的に保険料の滞納があれば低所得者にもかかわらず、なけなしの預貯金や家電製品の差し押さえまで行なうという厳しい措置がとられるなどの弱いものいじめの事例が後を絶ちません。 西宮では4年前に兵庫県一高い保険料と報道されたことや、高すぎる国民健康保険料を引き下げるための市民の会も立ちあげられ、大きく運動が広がる中で、3年前から2億5000万円の一般会計からの繰り入れが実現し、保険料の引き下げとともに低所得者の負担軽減を実現してきました。しかし、今年度も引き続き2億5000万円一般会計からの繰入は行われるものの、保険料抑制をすることができず、基金残額を取り崩しても全体として保険料の値上がりになると方向であると聞いています。 <質問>
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