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杉山たかのりの一般質問
2011年07月01日

西宮北有料道路の無料化と渋滞対策について


クリックで大きな写真を表示 この問題については、この間日本共産党議員団として、繰り返し取り上げてきました。
 盤滝トンネルを含む、山口町船坂から越水までを区間とする延長4.3kmの西宮北有料道路は、兵庫県道路公社が建設したものです。
1987年7月20日国の許可を得て、延長3.5km、事業費81億円、1991年4月より供用開始されました。その際、西宮市は兵庫県道路公社に、12億1500万円を無利子で貸し付けました。料金徴収期間30年間、つまり料金収入による事業費償還が終わるとする2021年3月に、その12億1500万円が返還される予定となっています。

 同有料道路は、供用開始1年目で料金収入は6億9100万円、5年目の1995年には12億8900万円、以降毎年10億円以上と、大変収益性の高い有料道路で、予定の30年間よりも、かなり早く償還を終え、料金徴収をやめ、西宮市に貸付金を返還することも十分可能ではなかったでしょうか。

 ところが、甲寿橋交差点の渋滞解消を名目に、この高い収益性を活用して、本来は県道として整備するべき料金徴収対象外の区間0.8kmを、西宮北有料道路南伸事業に組み込み、整備費用を81億円から128億円増額したのです。有料道路以外の部分の整備費の償還を含め、普通車250円など通行料を利用者が払い続けることになったのです。

 それにもかかわらず、2009年度決算では、償還準備金と損失補填金の総額は約117億3500万円で、2010年度では、124億8600万円、毎年、約7億5000万円以上の積み増しがされています。今年度中には、料金徴収期間を終了できることが予測できます。

 もうそこまできています。ぜひ、県との協議で、早期に良い結果をだしていただきたいと思います。
 同時に、県道大沢西宮線の山口方面から船坂交差点への交通渋滞は抜本的に対策を取る必要があります。そもそも、盤滝トンネルの整備、南進事業と、交通の利便性を高めるために多額の費用を使い、有料道路の通行料を負担しているのに、その前に渋滞で時間を要すれば、時間短縮という意味が失われます。もちろん、県道沿線にお住まいの方は、まさに生活道路であり、慢性的な渋滞による負担は計り知れません。直ちに渋滞対策をとるべきです。

<質問>
  1. 無料化にむけて県と積極的に協議をすると答弁がされていますが、兵庫県との協議は、現在どうなっているのか。
  2. 県と協議するうえで、償還準備金と道路事業損失補填引当金の合計額が事業費128億円に到達するということが、無料化と貸付金返還の大きな基準、根拠になると思いますが。どうでしょうか、2010年度決算では、合計金額が125億円となったことからも、2011年度で料金徴収を終了させることができるのではないか。
  3. 船坂交差点から山口方面への渋滞についてですが、この対策についても、県道管理者や公安委員会との協議をすると答弁されていますが、現時点でどうなっているのか。
    この渋滞の原因がいまだ定まっていないため、協議は進みにくいと思います。まず、交通量調査など、実態調査が必要です。その中で、渋滞の原因究明、沿線住民の声を聴くなど、市として取り組むべきではないですか。