2012年度当初予算編成に対する申し入れ/* --項目挿入-- */?>
2011年08月30日
消防局
- 消防力の整備指針の改定により、施設や人員について大幅に緩和されたが、西宮市の消防力はいずれも下回っている。このたびの東日本大震災の教訓からも、施設や人員の整備は急務である。消防力の増強を以下の点で取り組むべきである。
- 消防署所は、整備指針では13署所必要だが、8署所、充足率61.5%となっている。全市域カバーできるよう、署所の配置について、早期に増設すること。
- 消防職員についても、2008年度から4年間で67人の増員を計画しているが、それでも充足率は70.1%にしかならない。消防署所増や消防車両の配置増とあわせて計画的に増員すること。なお、現時点で人員不足となっている部署については、直ちに配置すること。
- 救急は1分1秒を争うため、今後も引き続き協力病院を増やすこと。また、救急救命士は、さらに積極的に増員すること。
- AED(自動体外式除細動器)の設置、普及について
- 応急処置としてAEDの設置が普及しつつある。西宮市もこの間、学校をはじめ計画的に導入している。引き続き、設置、普及に力を入れること。
- 民間福祉施設などに設置できるよう助成すること。
- 広報や取り扱いの講習をさらに充実するなどの取り組みを強めること。
- 消防団の団員数は、ひきつづき定員割れとなっている。地域によっては極端に定員割れとなっている分団もある。消防団の役割は重要であるため、広く募集し、各分団の補充につとめること。
- 消防車両の進入できないところが、まだまだ残されており、消火等の作業の妨げになるケースがある。関連局と協議し、早急に対策をとること。
- 2011年6月を期限に住宅用火災警報装置の設置が義務付けられ、設置率は72.3%とのことである。障害者世帯等への既存助成制度等も十分周知し、設置がすすむよう、引き続き取り組みを強めること。
- 雑居ビルの商業施設等で、防火設備の不備や避難経路の未確保などで犠牲者が出る火災事故が問題になっている。これらを未然に防ぐため、避難経路、出口の点検等を行う必要がある。くりかえし、商業施設等の抜き打ち査察を行い、指導を強めること。
- 市役所本庁舎周辺に、総合防災センター機能を有する施設と、耐震化の必要な西宮消防署との複合施設を整備の方針がでているが、必要性や費用対効果を考えて慎重に検討すること。